日本の漢数字の中には、お金などの字を書くときに、後で画数を足されないように、一のことを「壱」、二のことを「弐」、三のことを「参」というふうに、難しい字を書くことがあると教わったことはないだろうか?。これは大字というらしいね。
台湾では、こういう数字のことを「大寫」「大寫數字」(da4xie3shu4zi4)という。
当てる漢字は日本とほぼ同じなんだけど、
台湾は繁体字なので、少し難し目の旧字体になるという感覚だよ。
例えば、1から9は、「壹」「貳」「參」「肆」「伍」「陸」「柒」「捌」「玖」と書くよ。
そのほか、十の位「拾」、百の位「佰」、千の位「仟」、万の位「萬」というふうに十進法による単位字にも「大寫」があって、それを書くことになる。
これらの読み方については、特に特別な読み方が用意されているわけじゃないのは、日本語と同じだよ。
「数字の読み方&数の数え方」も見てね。
金融機関や郵便局でのお金を振り込むときの振り込み用紙には、この漢字を必ず書くよ。
日本のように用紙に一つ一つの位にマスがあるときは算用数字を書くけど、台湾の場合はそうじゃない場合も少なくない。
金融機関とかで振り込みをよくしている台湾人は、多分その漢字の書き方になれていてよく書けると思うけど、普通の人はどうするか?
振り込み用紙とかには、大字を使うように書いてあるので、すべてを丸暗記しなくても何とかなるみたいだよ。