台湾人に対して中国語で自己紹介を試みるときには、ついでに自分の名前の漢字の書き方を紹介した方がお互いに気まずくならなくていいと思う。
だから、名前については、可能であれば口頭で説明することもあるかもしれないけど、自分の名前を紙に書いてみたり、名刺を出してみたりして、台湾人を相手に漢字で記憶させる努力をした方がいいのかなと思う。
恐らく日本人は張り切って自分の名前の中国語読みを披露するのかもしれないけど、中国語読みをしさえすれば、完全に台湾人は自分の名前を理解してくれるというわけではないんだよね。
そもそも多くの日本人にとって中国語の発音は大変難しく、発音&声調が正確に発音されていなくて台湾人の理解の範疇外にある場合は結構あるし、
たとえ発音&声調が正確であったとしても、日本人の幾千の姓や名になれていない台湾人がとっさに日本の名前の漢字をイメージすることは相当困難だと思うんだよ。
台湾人同士であってさえ、自己紹介で自分の名前の漢字の書き方を説明するぐらいなのだ。
姓については種類が限られているから発音で大体見当がつくけど、名については発音だけでは見当がつかないことが多いんだよ。
自分の名前を漢字で示してほしいということは、台湾人が日本人に対して自己紹介するときも同じことが言えると思うけど、台湾人、余りこういうことをしてくれないよね。
ちなみに、名前の漢字を紹介するときは、日本人の場合は、台湾人の姓がわかればそれでよしと思うかもしれないけど、
台湾人の場合は、日本人のフルネームの漢字を理解しておきたいと思うんじゃないかな。そこに差があるよ。
この手の話に興味があったら、中国語だけど、「日本的姓(1)」「日本的姓(2)」「日本的姓(3)」「日本的姓(4)」「日本的姓(5)」シリーズも見てね。