色を表現する

台湾人はもちろん色を言葉で表現されれば、ある程度その色を想像できるけど、
先に色を見せられた場合、その色の言い方は日本人に比べてとても単純化して表現するような気がする。
それは、「台湾人の色彩感覚」で書いたとおりだよ。

表現の仕方としては、原色に近い色に、濃い色であれば「深」(shen1)をつけて、薄い色であれば「淺」(qian3)、黒がまざるような黒い色であれば「暗」(an4)といった言葉を冒頭につけたりして表現する。
パステルカラーのような中間色は、一般的には特段の言い方がないみたいなので、原色のままの色を言うことになるらしい。

わかっているかもしれないけど――
中国語で色をどういうふうに言うか。
色鉛筆によくある色から紹介してみるよ。

赤は、「紅色」(hong2se4)
ピンク色は、「粉紅色」(fen3hong2se4)
橙は、「橘色」(ju2se4)「橙色」(cheng2se4)
山吹色は、「黃色」(huang2se4)
黄色は、「黃色」(huang2se4)
黄緑は、「黃綠色」(huang2lv4se4)
緑は、「綠色」(lv4se4)
水色は、「淺藍色」(qian3lan2se4)
青は、「藍色」(lan2se4)
群青色は、「群青色」(qun2qing1se4)
紫は、「紫色」(zi3se4)
茶色は、「茶色」(cha2se4)「咖啡色」(ka1fei1se4)「棕色」(zong1se4)
灰色は、「灰色」(hui1se4)
黒は、「黑色」(hei1se4)
白は、「白色」(bai2se4)

以上のことを踏まえて色を言えば、多分、外国人としての色の表現レベルとしては相当十分みたいだよ。

ちなみに、「色」という言葉にはエッチという意味があるから、
色そのものについていいたいときには「顏色」(yan2se4)と言った方がいいかもね。
(これらに興味があったら、だけど、「「エッチ」を表現する その1」「「エッチ」を表現する その2」も見てね。)