ちょうど台湾の立法委員選挙の時分に高雄で写真を撮ったので、それを載せるね。
まず、台湾の選挙宣伝で日本と大きく違うことは、立候補者の番号が必ずあることだよ。
これは選挙ルールとしてそうなっているので、公示期間中はつけていないといけないみたいなんだよ。
番号については、「台湾の選挙と立候補者の番号」も見てね。
選挙運動車とかにも候補者の名前のほかにその番号がしっかりついていて、失礼だけど候補者の名前よりもインパクトが強く見える。
――偶然なんだろうけど、どの番号も赤字なんだよね。
選挙運動車といえば、バイクにのぼりをつけた選挙応援もあって、暴走族みたいだ。
日本人の私が想像するような選挙ポスターを探すのは大変だった。
選挙ポスターというよりも、もっとスケールが壮大な屋外広告が多かった。
台北とかでは選挙ポスターの掲示も多いらしいね。
日本と比べて目につく選挙宣伝材料としては、布、特に、のぼりが多い。
とはいえ、秩序なく置かれてしまうと、これで効果があるのだろうかと思う。
ちなみに、これらをよくよく見ると、小選挙区比例代表並立制なので、政党候補者は、小選挙区では自分、比例では自分の政党に入れてね、というような宣伝をしているものもある。
こんな選挙活動をしていれば、日本では全員公職選挙法違反だろうというふうに思うけど――
日本と台湾の選挙宣伝活動の根本的に違うことは、選挙運動車を含め、これら選挙宣伝材料の大きさや掲示数に制限はないということだよ。だから、問題はないみたいだ。
いずれにしても、選挙に相当お金がかかりそうだね。