台湾と日本の大学で大きく異なるところは、専攻する学科による修業年限の違いが多いことかな。
したがって、台湾人は、日本人ほど大学は18歳に入学して22歳に卒業するものという感覚は強くないかもしれないね。
台湾では、常識的には大学は4年なんだけど、そうでない学科もたくさんあるのだ。
医学部だけでも、学科によって修業年限が違う。
医学は7年、歯学は6年
薬学は今は4年だけど、6年に延長する計画があるよ。
これ以外でも、建築、教育、獣医学は修業年限は5年だったりする。
こんなに修業年限が違うと、修業年限を知らずにその学部に入ってしまう人がいそうだけど、
台湾人は、今挙げたような学科の修業年限については、どれが何年というのは大体わかっているみたいだよ。
毎年コンスタントに納入金は払っていくんだろうから、修業年限が長い学科に行くと学費が大変そうだね。
ちなみに、医学系は7年学習してやっと「学士」が得られるわけで、
その先の大学院に行くということは、さらにその大学院の年次が加算されるということだよ。
そんなに長く在籍せず、クイックに飛び級とか、所定の単位を取得して早く卒業とか、それは制度的にできないわけじゃないらしいけど、それは容易ではないことみたいだよ。