台湾人と自動小銃

台湾人の男性は自動小銃の使い方を知っているよ。
自動小銃は「步槍」(bu4qiang1)といって、歩兵用の一番基本的な武器だよ。

写真のものだと、重さは大体3.5キロ。大体2、30発ぐらい弾が込められて、有効射程距離は600メートルぐらいだそうな。

男性は兵役に行くので、その段階で使い方を完全に教わって、実弾射撃の練習もするらしいよ。
ただ、配属された部門次第で、兵役で陸軍や海兵隊に行った人は特によく使うかもしれないけど、
海軍とか空軍に行った人はそれほど使うものでもないかもね。
(興味があったら、「台湾人の徴兵の配属先決め」とかも見てね。)

女性の場合も、軍事訓練の機会があればこういうものに触れることもあるらしいけど、
男性とカリキュラムが違うし、場所によっても違うところもあるので、実際のところはよくわからない。

いずれにしても、こんなふうに自動小銃を使うことはあっても、家庭に自動小銃があることはないよ。
台湾人が一般に銃に触れる機会というのは、軍事訓練以外においてはないと思う。

コメント

  1. 大尉

    資料
    台湾の憲兵のOB会のホームページです。

    http://mp.rocmp.org/jp/

  2. 内容が物足りなかったのかな……
    (大尉さんへ)
    こんにちはszyuです。
    これは日本語のサイトなんですね。台湾のことが紹介されているのに、日本語のサイトなんて――翻訳されている方に感謝をしたいと思います。
    そして、あなたが漠然とリンクを張ったのは、そのサイトの中にある自動小銃のことを紹介したかったということでしょうか。

    こちらの事情を御紹介しますと、自動小銃について細かくこのブログで書かなかったのは、材料がないということもありますが、ここは軍事マニアサイトとかではないので、大まかなことがわかればいいということでこういう書き方にしました。
    大尉さんには相当物足りない内容だったでしょうか……
    ☆☆☆

  3. Defiant

    照片中的槍,如果不是假槍,應該是稱為”國造六五K2式”步槍,在我服兵役的年代是主力的步兵輕兵器,不過這槍已在兩年前漸漸由新式的”國造T91″戰鬥步槍取代
    以下是T91的照片連結:
    http://www.mobile01.com/topicdetail.php?f=34&t=36440&p=1

  4. 相変わらずくわしいですね
    (Defiantさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。

    このトピックの写真にある自動小銃は、にせものでなければ「國造六五K2式」という歩兵銃で、自分が兵役をした当時はよく使われていた歩兵銃だった。ただ2年前から少しずつ「國造T91」戦闘歩兵銃に変わってきている。
    ――ということですね。

    Defiantさんは写真を見ただけでそういう型式とかが推測できるんですね、すごいですね。マニアも、ここまで来るとすごいというか……、それとも、台湾人の男性にとってはこういうことは常識的に知っているものなのでしょうか?
    ☆☆☆

  5. Defiant

    思妤小姐:

    因為我服役時負責的就是輕重兵器與軍用車輛的保養修護業務,所以我能夠認出不同的地方

  6. コメント早くて驚いてます
    (Defiantさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントの返事が早くて驚いてます。Defiantさん、おもしろい人ですね。
    では、銃知識というのは、マニアで勉強したということを除けば、やはり兵役の職務によって差があるということですね。
    ☆☆☆

  7. DDS

    私は台湾憲兵のOBです。台湾憲兵のOB会のホームページに憲兵隊が使う小銃の簡単の紹介は下のサイトにあります。
    http://mp.rocmp.org/weapon/weapon.html#3
    ちなみに私が兵役中に使うのは国産の65式とアメリカ製のM16です。
    大学入学前の男子合格者に6週間の軍事訓練が義務化された時代、M14(または国産67式)を経験し、少し重いが(4.5Kg)、丈夫でした。

  8. 憲兵の意味を誤解してました
    (DDSさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。

    そのウエブサイト、相当力作ですね。ここでも何回も御紹介をいただいています。
    もしかして、rocmpというのは何か意味がある言葉ですか?。ROCのMPなんですか?

    ところで、この話と全く関係ないんですが、私が歴史の教科書で学んだ憲兵というのは、何か一般市民の思想統制をしていて、何かむやみなことを言ったり誤解される行動をすると無条件に連行されて拷問されるというイメージしかなかったです。だから、憲兵が銃を持ったら相当怖いなと思っていました。
    皆さんがお話ししている憲兵というのがそういう存在ではないことに気づくのに、若干時間がかかりました。
    ☆☆☆

  9. DDS

    確かにrocmpはROCのMPということです。
    憲兵この単語の由来は日本が作られ、そのまま流用したと思いますが、旧日本軍の憲兵隊の手本はそもそもフランスの国家憲兵制度なんです。しかし戦後台湾の軍制はアメリカの影響を受け、米軍のMPシステムも導入されるようになりました。そこで台湾憲兵が2種類に分類され、フランス国家憲兵制度は地区憲兵隊であり、米軍MP制は野戦憲兵隊(軍中憲兵)となっております。
    台湾憲兵の怖いイメージはもう軍事戒厳令時代の昔話です。今は全然違う任務が任され、それは中国軍の台湾侵攻時の首都防衛ですから、大砲戦車などの重兵器も配備されるのは当たり前です。

  10. よくわかりました
    (DDSさんへ)
    こんにちはszyuです。私が不勉強なところ、説明してくれて、ありがとうございます。
    憲兵にも変遷があり、台湾でも時期によってイメージが違うんですね。また、外国のどこの影響を受けたものかということにも初めて聞きました。
    軍隊関係の知識の薄さは許してくださいね。
    それから、自衛隊で憲兵というのは聞いたことがなかったので、よくわかっていませんでした。自衛体内にも秩序保持のための警務官というのはいらっしゃるようですね。
    ☆☆☆

  11. DDS

    自衛隊の警務科
    日本語サイトで警務科を入力すれば、大体分るように、戦前の憲兵科(こちらの「科」というのは兵科の意味)と似たような勤務内容が示されています。ただし日本語の「憲兵」も日本国民に悪いイメージが残されているため、新たに「警務」という単語を使用したんです。でも権限は昔の日本憲兵より制限されているようた。