台湾では、中学校以降から大学まで、学校側が生徒に道徳的指導をし、
学生がだれでも見られる学校の掲示板に各人の道徳評価が張り出される。
こういう話を聞いて、小学校から中学校に上がるときには、ちょっとした緊張を覚える人もいるようだよ。
掲示された全体写真を持っているけれども、余りにも個人情報満載なので、ここでは2つの項目だけを紹介してみるよ。
実際の掲示板には、「学年、学籍番号」「名前」「道徳的指導発生事由」「道徳評価」「事由発生日」「公示日」などが出る。
道徳的指導を行うのは学校側で、これらの評価も学校側が評価する。
だから、学校側がうかがい知れないところで行った善意や悪行はここには出ないことになるようだ。
道徳評価は、「奨励」的なものと、「懲戒」的なものに分かれているよ。
ここには、「嘉奨」「小過」しかないけど、6種類ほど存在する。
「奨励」――「大功」「小功」「嘉奨」
「懲戒」――「大過」「小過」「警告」
ちなみに、大学になると、「警告」が「申戒」になったりするようで、この言い方が一定しているわけではないみたい。
そして、評価の後にその道徳評価を受けた回数が書かれる。
回数は、1回が「乙」、2回が「両」、3回が「参」というふうに表示されるよ。
「台湾の学校に掲示される学生の道徳評価 その2」も見てね。
在日本也有類似的制度嗎?
或者是相關對學生的懲處制度?
日本ではこういうことを点数かしたりはしないだろうな
(ヘインさんへ)
こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
ちょっとIEでは一部が文字化けを起こしてしまっていますが、読めました。日本にも似たような制度が存在するか?ということですね。
私が知っている限りは、そのような懲罰制度はなかったですよ。私立ならば存在する学校もあるかもしれませんが、公立ではこのようなことをしたら多分大ニュースになると思います。
こういう制度は先生の目の前でやったこととか、学校側がわかっている善行や悪行を評価するもののようですが、私が思うのは、見えているものだけが評価の対象にするのであれば、学校側にはうかがい知れないところでは何をやってもいいんだという発想になりはしないのかということです。人の知らないところでも善行というのは余り受け入れられない道徳観なのでしょうか。
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