台湾人自身に彼氏、彼女がいる(orいない)と聞くシチュエーションは、日本人のそれに比べて想像するのが難しいような気もするということを「彼氏、彼女を表現する その2」で書いたんだよ。
それはね、逆に言えば、台湾ではカップルだったら、別に彼氏、彼女がいるかいないかを質問するまでもなく、見ればわかるような、大胆な様子が見られるからだよ。
大胆な様子を見せつけていない人にあえて聞くというのは、つまり彼氏、彼女がいない人に対して、いないということをさらに確認する行為になりかねず、失礼になってしまうかもしれないということだ。
したがって、本人にその様子が見られないままに直撃するのはさすがにはばかられるから、彼氏、彼女がいるかとは質問しないみたいだよ。
だから、彼氏、彼女がいるかという表現を使うのは、本人に状況を聞くというよりも、本人の状況を知っている周りの人なんだと思う。
それから、例えば「彼氏いない歴○○年」という言い方だけど、台湾にもあるよ。
「無男友歷○○年」(wu2nan2you3li4○○nian2)という文字をネットとかで見かけなくはない。
ただ、これは明らかに日本の漫画というか、クレヨンしんちゃんのせりふの翻訳語の影響を強く受けた言い方だよ。