台湾の代替滑走路になる道路

台湾では、代替滑走路に転用できる道路がある。
それはつまり、有事にはその道路から航空機が離着陸できるということを意味しているのだと思う。
台湾に果たして幾つあるのかとかそういうのはよくわからないんだけど、
一般に知られているところとしては、「国道1号」「省道台1線」とかがあるみたい。

「国道1号」というのは高速道路で、基隆港から高雄港までという全長約373キロの長い道路で、
そのうちの幾つかが滑走路に転用できるようになっているみたい。
幾つかと書いたのは、それがどこでどういうふうになっているのかというのはよくわからないという意味だよ。
全部が全部そうなっているわけじゃなくて、転用できる箇所とかでは、
中央分離帯が稼働可能のコンクリートブロックになっている部分があるんだって。
以前、もっと貧弱な棒で区切っていたときは、自動車事故が多発していたみたいだよ。

「省道台1線」というのは一般道で、台北市から屏東県までこれまた長い道路、
全長約465キロのうちの2キロほどが軍事転用できるようになっているらしい。

この写真は屏東県周辺を走っているときのもの。
地域が地域ということもあるけど、道路が広いだけじゃなくて周りに何もないような感じの道だよ。

有事の際の代替滑走路というものは、現実的にはこういうのは軍事機密の分野だし、
このブログでもこの興味を突き詰めるつもりはないから、
一応、そんなものがあるということを紹介するにとどめておくよ。

コメント

  1. Defiant

    http://www.thepmw.com/phorum/read.php?f=16&i=12237&t=12237

    今年漢光演習台灣空軍戰鬥機在彰化縣花壇鄉的國道一號戰備跑道(替代滑走路)實施起降演練的照片

    今年的演習規模真是浩大,連我上下班都可以輕易看到各種飛機的操演,最有意思的是開車下班時遇到五架戰鬥直升機(AH-1W)在國道一號上空操演隊形變換

    遺憾的是這次有一架戰鬥機墜毀了,就掉在離我公司不遠的地方,那天早上我們公司還有幾個同事在窗戶看到墜毀的實況

  2. Gonta

    思妤様

    いつも楽しく拝見しております。転勤で昨年11月より台北市に住んでいるGontaと申します。

    滑走路転用可の高速道路の件、日本にいる時分より噂では聞いていたのですが、本当なんですね。先般、大規模な軍事演習があったときにはニュースで何度も流れていました。

    確かに高速道路を走っていて、異様に長い直線区間があることに違和感を覚えましたが(日本では事故防止のため、わざとカーブさせることがあるとのこと)、こういう訳だったんですね。

    これからも台湾に関するいろいろな情報を教えてください。では。

    Gonta

  3. コメントありがとうございます
    (Defiantさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    そのリンクは、彰化県の大体滑走路での離着陸訓練のときの写真でしょうか。

    台湾軍の訓練として漢光演習なるものがあり、台湾空軍の戦闘機が彰化県花壇郷にある国道一号線の代替滑走路を用いた離着陸訓練を行った。
    ことしは演習規模が大きくて、通勤時にも演習風景を見られた。一番よかったのは、戦闘ヘリ(AH-1W、スーパーコブラ)が国道一号線上空で編隊を組んでいたことか。
    ただ、残念だったのは、戦闘機のうち1機が墜落し、それが自分の会社で何人かの同僚が窓から見てしまったこと。

    Defiantさんは、軍事エキスパートですね。というか、そういうのに詳しい人は多いのかな。徴兵制度がある国だし。
    日本に遊びに来られる際も、軍事関係のイベントなり展示が見られるときに来られるといいかもしれませんね。私もことしも飽きずに富士総合火力演習の申し込みでもしようと思います。
    ☆☆☆

    (Gontaさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    転勤で台湾に住んでいらっしゃるとのこと、うらやましいです。たまにの観光で出向く方がいいんだという考え方もありますが、どこか外国に住んでみたいというのは目下のところの大きな夢です。

    このトピックも、別の方のブログで彰化県の模様を紹介されているのを見たからでした。高速道路であれば、私も観光するときは台北―高雄の移動はバスで移動したりするので、もしかしたら通過しているのかもしれないんですが、何しろ片道5時間あるわけで、その区間はきっと睡眠していると思われ、いまだにそういう場所を見たことがありません。上記の写真は別の場所ですが、偶然撮影できたものでした。

    私にとって台湾は非現実的な観光地なので、在住の方にコメントを受けるのは緊張するのですが、台湾に住んでいるからといってエキスパートというわけでもないのかなと。私も自分の近所のことすらよくわかっていないですし、そんなものかなと。日本人の感覚として何か思うことがあったらまた教えてください。
    ☆☆☆

  4. Defiant

    思妤:

    事實上今年本來是有計畫到日本靜岡一趟,參加靜岡模型合同展

    今年2月底貴國Model Art雜誌艦船模型主題相關編輯小組有到台灣來參訪與我們會合,我們也帶他們參觀我國海軍船艦開放(相關記事詳閱Model Art艦船模型季刊NO.28 第130頁),所以他們邀請我們去參加靜岡合同展,不過我因為公務繁重無法抽身前往,否則我還真的很想再去日本呢!!

    這次貴國來訪成員中有一位是海自第一護衛群Ageis護衛艦霧島號的卸任艦長,目前是海將補,我們帶他們參訪我國軍艦的時候,某艦艦長問起他們的身份,介紹到這位海將以後,那位艦長冷淡的說:你們慢慢參觀,後來我們參觀完畢準備下船前,看到梯口(登艦的入口)在進行歡迎登艦的軍禮,原來是美軍某現役艦長(大佐)來訪,一個海將補,一個大佐待遇差很多,我不知道我國軍官是怎樣被教育(或洗腦)成這樣的,我也曾經是陸軍的軍官,我當時的教育是見到友軍的軍官即便是新加坡的也好,階級比我高的都還是要行禮,這事件在我們這一群模型同好們引起很大的迴響,撇開六十餘年前的恩怨不談,現在的台灣軍事相關成員真的還對日本這麼有成見嗎?

    很遺憾的台灣現在的狀況我個人是越來越擔心,我衷心希望貴國不要因為台灣目前主政團隊的低能,放棄與我台灣國民的友誼,感謝~