日本の場合は、学校と政府会計が4月1日から1年間となっているし、
一般企業も4月1日を年度始まりに設定しているのが多いような気がするから、
日本人にとっては、年度と言われれば4月1日からというふうに
それが半ば常識的にぴんとくるんだろうけど、
台湾では年度の概念がそんなに固まっていないような気がする。
例えば、
学校は8月1日から、翌年の7月31日まで
政府会計は7月1日から、翌年の6月31日まで
国有企業は1月1日から、翌年の12月31日まで
その組織によって年度始まりの時期が違うんだね。
年度という単語もあるし、年度という概念はあるけれども、
どの年度始まりがいつであるかを一々台湾人は強く把握しているわけではなくて、
普通の人は、漠然と年度があることだけを知っている状況じゃないかな。
日本では4月1日で始まる手帳があるけれども、
台湾では、常識的には例えば学校の新学期に合わせた手帳というものはないらしいよ。
もっといえば、過去には年度始まりが変わったりしているものもある。
これから年度始まりが変わる可能性もあって、台湾の年度は随分流動的なものであるようだ。