テストの点数吟味を表現する

日台のテスト採点の違い」や「台湾人のテストの採点」で、実際に台湾人がどういうふうな採点をされたテストを受け取っているかを紹介したんだけど、
採点の中に使われている記号は3つ。
○の記号のことは「圈」(quan1)、チェックの記号のことは「勾」(gou1)、スラッシュみたいなものを「撇」(pie3)というよ。
このうち、正解を示す符号は「レ」(チェック)なのであって、「○」(マル)や「/」(スラッシュ)の記号は、つまりバツだという意味になるのだ。

日本人にとっては、マルというのは大事な言い方だよね。テストでマルが幾つあるかというのは、テストを吟味する上で大事なことだ。
ただ、台湾では、ストを吟味するときに、「勾」あるいは「圈」「撇」という記号の名前を使うことはしないみたい。
記号はあくまでも記号であって、例えば日本のように、丸が8個でバツが2個とかいうように、正解とか不正解という文脈で使われる言葉ではないんだね。

台湾の場合、正解は「對」(dui4)、不正解は「錯」(cuo)と言われる。
つまり、台湾のテストで○を見た場合、それは「圈」といって、バツで、「錯」と言うのだね。
逆に、チェックを見た場合、それはマルであって、「對」と言うのだね。

これを参考にして、「日台のテスト採点の違い」に掲載されているテストの総括をすると、
8問正解というのは、「對了八題」(dui4le ba1ti2)「答對八題」(da2dui4 ba1ti2)と言う。
1問不正解というのは、「答錯一題」(da2cuo4 yi4ti2)「錯了一題」(cuo4le yi4ti2)と言う。
1問が三角というのは、「半對半錯一題」(ban4dui4 ban4cuo4 yi4ti2)とでも言うのだろうか。
合計で85点というのは、「85分」(ba1shi2wu3 fen1)と言う。点数は「分」を使うんだって。

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