台湾では、代替滑走路に転用できる道路がある。
それはつまり、有事にはその道路から航空機が離着陸できるということを意味しているのだと思う。
台湾に果たして幾つあるのかとかそういうのはよくわからないんだけど、
一般に知られているところとしては、「国道1号」「省道台1線」とかがあるみたい。
「国道1号」というのは高速道路で、基隆港から高雄港までという全長約373キロの長い道路で、
そのうちの幾つかが滑走路に転用できるようになっているみたい。
幾つかと書いたのは、それがどこでどういうふうになっているのかというのはよくわからないという意味だよ。
全部が全部そうなっているわけじゃなくて、転用できる箇所とかでは、
中央分離帯が稼働可能のコンクリートブロックになっている部分があるんだって。
以前、もっと貧弱な棒で区切っていたときは、自動車事故が多発していたみたいだよ。
「省道台1線」というのは一般道で、台北市から屏東県までこれまた長い道路、
全長約465キロのうちの2キロほどが軍事転用できるようになっているらしい。
この写真は屏東県周辺を走っているときのもの。
地域が地域ということもあるけど、道路が広いだけじゃなくて周りに何もないような感じの道だよ。
有事の際の代替滑走路というものは、現実的にはこういうのは軍事機密の分野だし、
このブログでもこの興味を突き詰めるつもりはないから、
一応、そんなものがあるということを紹介するにとどめておくよ。