台湾は、地震もあるし、温泉もあるので、火山国だよ。
地図帳を見ても、台湾の位置自体が環太平洋造山帯の付近にあるとも言えなくはない。
台湾で有名な火山といえば、やっぱり陽明山とかかな。
そこは、大屯火山群と言われていて、確かに火山由来の地形が見えたり、硫黄の蒸気が噴き出ていたりとか、温泉とかがあるんだけど、
陽明山は長らく死火山という説が専らの山だったんだよ。
そして、陽明山がこんな感じだったわけで、長らく台湾に活火山があるという感覚も本当に薄かった。
ただ最近、にわかに台湾の火山情勢も少し認識が変化してきた。
例えば、宜蘭の亀山島に海底火山として活火山があるということが2005年に判明したりした。
陽明山についても、2006年5月に活火山という説も出てきた。
ともあれ、台湾の火山は、噴火して都市圏に被害を及ぼすというのとはほど遠いような火山で、
火山活動も、一般的な台湾人が実感するのはやっぱり地震とか温泉がわき出るとかが専らなのかなと思う。
やっぱり台湾人の感覚としても、台湾に火山があっても、それらが噴火して火山灰や溶岩が噴出するというのは、
まるで映画の中での出来事のような非現実的な感覚のものだと考えると思うんだよね。
ちなみに、台湾で一番高い山は玉山だけど、玉山は火山ではないよ。