台湾人の氷入りの飲み物への感覚

台湾では、日本人だったらまず氷は入れないだろうという飲み物、
例えば牛乳とかビールとかにも氷を入れて飲んだりするんだよね。
私はビールを注文したときに、ウイスキーみたいに別に氷も出てきて、本当にびっくりしたよ。

台湾の飲み物には氷が入っているというのは「台湾人と飲み物」でも書いたんだけど、
台湾では生水を飲まないけど、飲み物に入っている氷には抵抗がないみたいね。
マクドナルドみたいなファストフードのほかにも、街角のジューススタンドとか、そういうところで買う飲み物にも氷は入っている。

お店の側で、飲み物に氷を入れるか入れないかという質問をすることはそれほどないよ。
もし氷が要らないときは、「不要加冰塊」(bu2yao4 jia1 bing1kuai4)と言っておく方が無難だよ。

台湾人が氷入りの飲み物を飲めるのは、氷は生水、水道水を冷凍庫で固めたものという感覚はなくて、氷はどこかから買ってきたものという感覚があるからだよ。
だから、例えば有名店が水道水で氷をつくって出していたら、それは大きなニュースになるんだと思うし、ニュースになるということは、水道水で氷はつくっていないということを示しているのだとも思う。
だから、我々観光客でも、普通のお店であれば、氷の入った食品も比較的安全に食べられるということかなと思う。もちろん基本的に衛生観念がやばい店は論外だろうけどね。