日本と台湾とで点数の採点の方法が違う。
百聞は一見にしかず、並べてみればよくわかると思う。
算数ドリルの採点を参考に見てみてね。
左は日本のもの、右は台湾のものね。
パソコン上のペン入力でつくったので、字が下手なのは御容赦を……。
簡単に言えば、マル・バツが逆になるということだね。
日本で正解「○」(丸)になるところは、台湾では「×」(バツ、チェック)になってしまうんだよ。
日本では、正解だから○(マル)をつけるのであって、正解じゃないものは×(バツ)としてチェックがつくんだけど、
台湾では、○は問題があるもの、チェックは正しいものということを指すらしい。
こういう感覚がないと、台湾人から採点された答案を見て、がっかりしたり、ショックを受けてしまうかもしれない。
以前、私は、満点の答案をすべてペケをつけられ、物すごく不愉快になり、どうして私の答案を零点にするのかと本気で抗議したことがあったよ。
今回は、マル・バツのとらえ方の違いについてのみ書くことにして――
そのほかの採点法については次回以降に触れることにしたい。