台湾の弁当

台湾のお弁当を「便當」ということは、前回「弁当という言葉」で書いたけど、実際には、こんな感じ。
この弁当は出前してもらったものなんだけど、弁当は出前でとることはそれほどないみたいで、
実際には市場なんかに便當のお店があったりするので、そこに買いに行ったりする。

 
弁当箱はこんなふうに紙でできていて、
その弁当箱をあけると、メインディッシュとなるものが大胆にも御飯の上に載っている。
写真のものは、トンカツみたいなのが「排骨便當」、骨つきチキンの方は「雞腿便當」という。
どちらもごくごくよく見られる便當のラインナップの一つだと思う。

この弁当のおかずとしては、写真では野菜と卵豆腐みたいなのだけど、
弁当のおかずは選べることもあるので、その場合には自分の食べたい好みのものが載る。
野菜は、キャベツとか、ホウレンソウとか、カイラン菜とか、
そのほかのおかずとして、味つけ卵や腸詰めとかもある。
味つけ卵や腸詰めとかの方が野菜よりも台湾人が食べたいおかずかもしれない。

日本との違いは、その大胆な弁当の量だろうなと思うけど、量だったら、日本でもこれに匹敵するものはなくはないか……。
台湾の弁当は日本のそれに比べて、弁当自体に含まれる液体の量というのか、各種汁の量が多いと思う。
御飯の上に載せるメインディッシュの汁をかけてあって、米の色が茶色く染まっているものもあったりすることも珍しくない。