台湾の町中で「檳榔」という看板を見るんだから、
まあ、どこかに「檳榔」が生えているんだろうなと思うけど、
そもそも檳榔がどういうものかわからない。
檳榔商品の材料となる檳榔の大もとはどこにあるかといえば、
檳榔は椰子の木のような木で、檳榔の実は椰子の実のような位置にできる果実なんだ。
檳榔はこんな木だよ。
ここは檳榔をがんがん栽培しているところみたいで、たくさん植わっていた。
なんか竹みたいな、ヤシの木みたいな感じだよ。
若いうちだったらその幹の部分も食用にできるらしい。
だったら、それはタケノコみたいなものをイメージしてもいいのかな?
台湾で乗り物に乗っていて、何げなく車窓を見ていると、そこには檳榔があったりするのだ。
我々がヤシの木が密集していると思っていたものは、実は檳榔かもしれない。
これは烏来に行く途中で撮影しているよ。
そのヤシの葉っぱみたいなのの下に白いひげみたいな感じで生えてきているのは、
かなりざっくりいえば檳榔の花と言えるもので、やがてそこに実ができる。
檳榔の実については、かなり撮影状態がよくないけど、こんな感じでできる。
これを収穫して、原始的な加工して、檳榔商品ができ上がるわけだ。
ちなみに、こうやって我々が写真で見ていて、ヤシの木と檳榔の区別なんてつけようがないんだけど、
台湾人自身もそこまで厳密によくわかっているようじゃないみたいだよ。
ヤシの方が大きい木で、檳榔の方が小さい木だというイメージはあるみたいだけど、
だったら、小さいヤシの木と檳榔はどこがどう違うのかと言われたら、お手上げの人もいるかもね。
檳榔は、ビンロウジとかビンロウジュとか言われ、ヤシ科に属するから、ヤシの木に似ていても当然のことかな。
檳榔の木は学校の校内にも植わっているところはあるらしいけど――
実ができたらそれをとって食べるのだろうか。
檳榔(びんろう、ビンロウ、ビンロー)シリーズはいっぱい書いているので、興味があったら、ほかのシリーズも見てね。
台湾のガム?檳榔 檳榔西施 檳榔西施の人 檳榔を買ってみました。 その1 その2 その3