以前、「学校と蒋介石の銅像」を書いたときに、
蒋介石の像は、今は桃園の慈湖にある公園に集中して置いてあると書いたんだけど、
実際に、そこまで行ってきたので、紹介してみるよ。
慈湖というのは蒋介石の棺おけが置かれている場所で、
このブログを書いている時点ではまだ棺おけが置いてあるよ。
その場所にアクセスするために通るであろう駐車場のその横に、「慈湖紀念彫塑公園」はある。
慈湖紀念彫塑公園には、胸像とか彫像がこれでもかというぐらいに配置されているよ。
彫像は、単に立っているものだけでなく、
馬に乗っていたり、いすに座っていたりするものもある。
写真を見てもらえばわかるんだけど、これらの像はさまざまな方向を向いて安置されていて、
つまり、並べ方が大変ユニークで、アートというかブラックユーモアがたっぷりという感じがする。
同じポーズの彫像があると、その真ん中に入って同じポーズで写真撮影したくなる。
一つ一つの像には、どこからやってきたかということがわかるようにプレートが置かれている。
細かく見たら、もしかしたら自分の学校のもあるんじゃないか!と思うかもしれないけど、
ここに集められているのはごくごく一部で、そこまでの像の量はない気がする。
像は単に学校から来たというわけではなく、お役所関係から持ってこられたものも結構ある。
下の写真は孫文なんだそうで、
つまり、この場所は蒋介石のものだけをコレクションしているわけではないみたい。
もしかしたら、ほかの人の像もまざっているかもしれない。
孫文と蒋介石の見分け方で一番簡単なのは、髪の毛の有無だとのこと……
この公園自体は、沿革によれば、全国で排斥されていく像を慈湖近くのこの地に集めて展示しようということで、2000年ぐらいからできてきたらしい。
公園として完成しているというわけではなく、台座しかないところもまだあるから、これからまだまだ集まってくるんだろうと思う。
この公園は大渓鎮にあるんだけど、日本人観光客にとってはかなり厳しいアクセス位置にあるので、行くのは大変そう。