台湾鉛筆 その2

台湾鉛筆 その1」も見てね。

台湾人にとっては、実は鉛筆よりもロケット鉛筆の方が身近なのかもしれない。
台湾人学生の筆記具の変遷」でも紹介したように、
台湾人は小学校段階ですら、鉛筆を余り使わないんだよね。

そして、シャープペンシルよりもボールペンが志向される傾向にあることは「台湾人と青のボールペン」で何となく書いてきたわけで、
つまり、試験でさえ、記述問題の場合の筆記具はボールペンが使われる。
では間違ったときは?というと――それは修正液を使うとのことで、日本の感覚からすると到底信じられない、そういう常識でいいのか?(と私は思う)ことが行われている。

しかし、マークシートはどうなのか?というと、さすがにボールペンは使えないわけで、そういうときに登場するのが、ロケット鉛筆なのだ。
台湾では、マークシートのときは2Bという指定があるものの、
鉛筆でなければならないという決まりはどこにもないみたいで、
普通の人はマークシートの試験のためにロケット鉛筆を購入する。
鉛筆を購入して当日に備えるとか、そんなことは普通はしないようだよ。
マークシートのときは、机の上にはロケット鉛筆と消しゴムが置かれるんだって。

ちなみに、日本の場合は、常識的にはマークシートではHBの鉛筆を用意すると思う。
大学情報センターのホームページの「センター試験Q&A」によれば、センター試験でも英語のロゴが入っていなければ使えるということになっているみたい。
ただ、センター試験の本体のホームページにはこのような書き込みはないから、よくわからないよ。