台湾の目玉焼き その1

今回は趣向を変えて――クッキングをする。
せっかく新しく高いフライパンを購入したので、これを使って目玉焼きをつくってみるよ。

最初、卵を割って、それをフライパンに落とすまでは一緒なんだけど、
日本人の想像する目玉焼きとは違うものが完成する。

  
裏側が焼き色がつくかつかないかというレベルで、目玉焼きを折り曲げてしまう。
それから再び焼き色がつくかつかないかというレベルでひっくり返すのだ。

日本人であれば、目玉焼きは目玉が見える状況を残すようにつくると思うんだけど、
もちろん、そういうつくり方をする台湾人もいないわけじゃないけど、
写真みたいなつくり方をする台湾人が多いということだ。

こういうつくり方をすると、おのずと物すごい半熟の目玉焼きができるのはいうまでもない。
目玉焼きの半熟というのは、台湾人にとってはごくごく自然なことであって、
目玉が見える状況でつくったとしても、半熟になる。

ちなみに、このフライパンは新品に近いので、油は余り敷いてないけど、
実際には、台湾人は日本人の2倍以上は油は敷いてつくっているような気がする。
中華なべみたいなのでつくると、油の上に卵が浮いちゃうみたいなふうになる人もいるかもしれない。