日本人と台湾人との国際結婚手続 その3

日本人と台湾人との国際結婚手続 その2」の補足として、
婚姻届について書いてみるね。

婚姻届はドラマなどでよく見るものかもしれないが、どこにあるのかはよくわからないかもしれない。
婚姻届は、各地方自治体の市町村区役所、またはその下部組織である出張所などにある。
通常は住民票とかを受け付けているような窓口の人に話しかければ、書類を出してもらえる。
国際結婚だからといって、国際結婚届があるわけではなく、婚姻届は日本人と同じフォーマットのものを用いる。

婚姻届は、こんな感じ。(リンク先の画像は508KB。画質を優先にしたので、若干重いです。)

台湾人は台湾に居住しているけど、今回婚姻届提出のために短期滞在で来日していて、
そして日本人とともに日本の地方公共団体で婚姻届を出すということを例にして見本をつくってみた。

台湾人の場合は漢字をフル活用できると思うので、漢字でそのまま書いていけばいいんだけど、
日本人との場合とは違うor気になる部分があるかもしれない。

 配偶者(台湾人)の名前や住所は日本語の漢字に近づけて略して書くことをせず、台湾の戸籍どおりの漢字を当てて書く。
 配偶者(台湾人)の名前の振り仮名は、基本的には日本語読みを適当につけるので問題ないと思う。
 配偶者(台湾人)の本籍は国籍を書く。(ここでは、台湾としてみた)
 台湾配偶者の住所は、外国人登録をしていて現に日本に住んでいるのではあればその住所、台湾に住んでいる(短期滞在で入国している場合)のであれば台湾の住所を書く。
 日本人と外国人との結婚なので、「夫の氏」「妻の氏」の部分はチェックを入れなくていい。
 結婚の証人欄に書き込む人はだれでもいい、つまり台湾人であっても構わないらしいが、恐らく役所としては、仮に台湾人を証人にしたとしても、日本に住んでいる台湾人を想定しているものだと思う。
 同居していなければ、同居年月日をあえて書く必要はなさそうだ。

常識的には婚姻届は正確に書くことが難しい書類であって、どんなに丁寧に書いてもミスが発生する。
(私がつくったこの書類見本自体も間違っているかもしれないので、戸籍係経験のある公務員の方などはぜひ添削していただきたいぐらいなのです……)

婚姻届自体は、書類を突き返されて受け付けてくれないというような厳しい措置はなく、とにかく頑張って埋めよう。
ミスってしまった部分については、婚姻届提出時に戸籍係の指示に従って訂正して、最終的に受理できる婚姻届が完成する。
とにかく婚姻届提出の日に訂正印を忘れないようにね。

その4に続く。)

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