漢字の筆順のことは中国語でも「筆順」というよ。
台湾人が書く漢字は物すごく字画が多いから、そんな難しい字を書いていること自体に驚いて筆順まで思いが至らないかもしれないけど、
同じ漢字を書いているにもかかわらず、日本人と台湾人の書く漢字では筆順が違うものは間々ある。
日本人と同じ漢字のパーツを書くときに、気がつくことがあるかもしれない。
例えば、「方」とか「必」は、台湾人は日本人と違う筆順で書く。
左は日本人、右は台湾人の標準的な筆順。
特に「必」を見ると、それは日本では書いてはいけないと専ら教育されている筆順の例のとおりに書くわけで、
状況を把握していなければ、台湾人は書き順を教育されてきていないのではないかとふと思ってしまう人もいる?かもしれない。
参考書にもあるわけで、忠実に学習すれば、多分その筆順で書くことになる。
ちなみに、日本人ではあり得ないほど難しい字だから避けたいけど書かざるを得ない場面に遭遇しそうな漢字、
「鹽」「鹹」の中にある米印みたいな文字は、
「メ」を書いてから、上、左、右、下と点を埋めていくので、
これも日本の「必」とは違う筆順なのだ。
もちろん、筆順自体はこうでなければならないという決まり事がないことは事実だけど、
一応辞典類に書かれている標準的なものを参考にコンテンツを書いてみた。
筆順ホントに違うよね
はじめまして☆
うちは日本と香港の国際結婚なので漢字の問題でケンカになった事があります。
筆順とか部首の違いとか、同じ漢字なのに
国が違うとこうも変わるんですね。
なんか複雑です。。。
漢字圏だけに……
(panpanさんへ)
こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
そして、こちらのコメントが遅くて、本当に済みません。
そうですね、どちらかの方が「正しい」と考えていると、思わぬところで衝突になるかもしれませんね。
以前別のトピックで書いたことがあるのですが、「べんとう」の漢字が「弁当」なのか「便当」なのかで大げんかになっていた夫婦がありました。
あるいは、同じ漢字でもニュアンスが違っていたりすることもあるかもしれないですね。
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其實在台灣,
筆順這個東西好像一直有在改變,
好像是教育部去改筆順,
連字的寫法也會改變,
像我的姓氏就寫法跟以前不一樣…
好多人都搞不懂,為什麼台灣教育部怎麼有時間,
在那裡改來改去.
也有發生過,因為印刷出來的字,
和我們平常寫的字不同,(以前有的字印不出來)
我們還把平常的寫法改掉,去寫那個因為印不出來而被變化過的字體.
還有一些正體字,和異體字的問題,
2個寫法不一樣的字,卻是同一個字.
實在是搞不清.
其實台灣人真的是很愛這種筆畫多的字,
常常有中國人問台灣人,
你們寫那麼多筆劃,不會煩啊!
通常台灣人都會回答說,
因為正體字比較美,簡體字很醜..
當然接下來就是吵架.(在youtube常常有台灣和中國人在吵架,都是為了國家).
不過台灣人,對日本人簡化漢字並不會反感.
覺得看起來還是很好看,
但是對中國的簡體字接受度就不這麼高,
感覺上看起來好像是亂改一通.
看起來就好像缺一隻腳,或缺一隻手的字.
不過有時候也會選擇筆劃較少的異體字寫,
像體→体.
看起來第二個體像是簡體字,
不過其實是早就已經有的異體字.
日本でも類似の事情はあるのかも
(…さんへ)
こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
このお名前は、このブログに投稿した際に文字化けしてしまった結果でしょうか。少し残念ですね。
こちらも、中国語のコメントについては、日本語に投じる時間の数倍の時間をかけてコメントを用意することになりますので、実は、名前ぐらいちゃんと書いてもらいたいなという気持ちはあります。
実は、台湾では、筆順というようなものは変更されることもあって、教育部(文部科学省に相当)が筆順を変更することもあり、字の書き方さえも変わることがある。私の姓も書き方が以前とは異なるものになってしまっている……
多くの人にとっては、なぜ教育部にそのような変更をする時間的余剰があるのか、よくわからない。
活字の字体が私たちのふだん書いた文字と違っていることも発生し、昔勉強していた書き方の変更し、その変な活字に従うことを余儀なくされることもある。
このことのほか、正体字(繁体字)には、複数の異なる書き方の字で同一の字とされている異体字の問題もある。
――
実は、台湾人は本当にこの種の画数の多い字が好きで、よく中国人は台湾人に、そんなに多くの画数の文字を書いて、面倒じゃないの?と質問することもある。
その場合、台湾人は、正体字(繁体字)はきれいで、簡体字は醜いと答えるはずで、その後、もちろんもめごとになることもある。
けれども、台湾人は日本の簡略化した漢字に対して嫌いというわけではない。それは、見た目がいいと思うからだ。しかし、中国の簡体字は余り納得できない。まるでひどく改ざんしたような感じで、五体満足ではない文字のように見える。
しかし、(私自身は、)書きやすい文字を書くこともある。例えば、體を体にしたりする。
これは、簡体字を書いているというよりも異体字という感覚で書いている。
――ということですね。
異体字の問題に関しては、日本語でも姓名で発生する問題です。日本の漢字に関しても御存じのように各種変遷があるし、画数の吉凶のために一画ふやしたり減ったり、形を変えたりする方もいらっしゃいますので、異体字は発生します。特に固有名詞で発生しますので、おいそれと異体字を削るというわけにはいかないですね。
コメントを見る限りですと、教育部はもう少し字遣いについての普及啓発活動を行うべきでしょう。個人的には教育部の辞書とか、教育部の取り組みは興味深く見ています。国語について改善することは大事な仕事の一つですね。
これまでの学習したものと活字が違うというのは日本語でも発生していることです。ただ、日常それほど必要とされていない字で発生することもあるし、それほどこだわらないのかもしれません。
余り適切な例が挙がりませんが「巷間」「唖然」「進捗」「逼迫」など、ウインドウズの漢字ではどうしても表現しきれないということはあります。
コメントにお書きになった簡体字に対する感覚というのは、少し参考になりました。
以前に、こういう感覚についてトピックにしたことがあるので、興味があったら見てみてください。
「日本の中国語表示(繁体字と簡体字) その5」
http://umesakura.jp/20070917211027.html
「台湾人は略字を書くのか?」
http://umesakura.jp/20051019235255.html
「台湾人と簡体字中国語」
http://umesakura.jp/20050904233527.html
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