「日本人と台湾人との国際結婚手続 その1」も見てね。
婚姻手続を日本→台湾で行うとして、
日本に婚姻届を出す際のことについて書いてみたい。
(ちなみに、詳しいことは、オフィシャルなページを見たり、各地方自治体に問い合わせてみてね。)
日本の地方自治体に婚姻届を提出するときに、
準備する持ち物は、日本人のものとさほど変わらない。
1 婚姻届
2 台湾の戸籍謄本とその日本語翻訳文
3 印鑑
4 旅券(あれば外国人登録証)
があればいいのだと思う。
持ち物について、幾つかわかる範囲で補足してみるね。
何か私の書いていることに間違っているものがあれば、補足してもらえればと思う。
1の婚姻届については、次回のトピックに回すとして、
今回は、それ以外の必要なものについて書いてみたいと思う。
2 台湾の戸籍謄本と日本語翻訳文
台湾の戸籍謄本は新しいものであるに越したことはないが、大体1年前後前までのものであれば有効としてくれるようだ。
台湾の戸籍謄本の翻訳文については、台湾の戸籍謄本は片面記載だと思うが、裏にも何か書かれていれば、そこも翻訳が必要になる。常識的にきちんとしていればいいみたいで、専門業者に翻訳を出して用意するというレベルの翻訳は要求されないようだ。(「台湾の戸籍謄本」も見てね。)
台湾で発行された書類は大使館機能での書類の認証は必要なく、そのまま日本の役所に持ち込んでOK。よくよく考えれば不思議なこともある。
3 印鑑
台湾人の持参する印鑑は日本のそれより大きく、大き過ぎると印鑑を押す欄に入りきらないかもしれないので、直径10~15ミリぐらいの小さ目のものを用意したい。
婚姻届の訂正印は、恐らく台湾人持参の印鑑では大き過ぎるので日本人側が用意したものを使った方がいいと思う。(「台湾の印鑑」も見てね。)
ちなみに、婚姻届は常識的には日本人配偶者の所在地、あるいは本籍地に提出されるものだが、基本的にはどこの役所に提出することもできる。
ただし、日本人の所属する戸籍と関係ない場所から届を提出すると、戸籍の反映に余計に時間がかかるようだ。
余り外国人(特にその役所で前例のない国籍の外国人)を配偶者とする婚姻届が出されないであろう地方自治体で婚姻届を出すと、役所が困るというかまごつく可能性はある。より国際結婚のノウハウがある役所に行く方がストレスは少ない。(例えば東京都の千代田区役所とか)
ただし、台湾人の場合には統一的な戸籍があり、戸籍が漢字で書かれていることもあり、役所が手続的に途方に暮れない外国人の部類ではないかと思うので、この手の心配は不要かもしれない。戸籍がある台湾や韓国はほかの国の国際結婚よりも手続的に苦労しないと思う。
行政手続というのはやはりあらかじめの相談があったほうが、その後にトラブルが勃発しても心証よく対応されるものだと思われるので、わからないことがあれば、前もって役所に相談に電話or出向くというのがいいのだと思うし、婚姻届をもらいに行くときに軽く話して役所側の感触を得ておきたいものだ。
(その3に続く。)