日本人と台湾人との国際結婚手続 その1

「台湾 国際結婚」とか「台湾人 結婚」とかいうキーワードでこのブログを探してくる人がいるので、
日本人が台湾人と国際結婚するときの手続の方法として多分これが一番多いんじゃないかという方法、
日本の地方自治体に婚姻届を提出→日本の台湾の大使館機関に届け出を紹介したい。

今回は届け出についてだけ書くね。
多分、台湾人と結婚している日本人は知識が深いと思うので、何か間違っていたら補足をいただきたいなと思う。

国際結婚の場合は、両方の国で手続を行う。そのときに順番を考える。
相手の国籍が中華人民共和国の場合は、独身証明書を出す関係で中国→日本の方法がオーソドックスだと思うが、
相手が台湾人の場合に関しては、日本→台湾あるいは台湾→日本のどちらの順番でもよさそうだ。

結論的に手続的の容易さを考えると、日本→台湾の方が簡単だと思う。
台湾→日本にして、台湾で最初に結婚登記をする場合、流動的な要素もあり、勤め人には大変だろうし、
台湾で書類を提出する場合にあらかじめ日本の書類を認証しておいたりする手続なども発生すると思う。

婚姻手続は形式的だけれども、国際結婚の場合は日本人とのように婚姻届と戸籍謄本だけというわけにはいかない。
日本での書類は日本人が責任を持って作成して、
台湾人は書類にサインをするだけというお手軽でもいいかもしれないけど、
書類作成にしても、書類をそろえるにしても、お互いに協力していくことが大事だと思う。
こういうので相手の結婚に対する真摯さと誠意が見えるような気がする。
配偶者がもしこんな基本的なことすら協力してもらえないような結婚であれば、恐らくその結婚はしない方がいいと私は思う。
多分離婚のときはもっと大変なことになるのだから。破綻も自己責任だ。

常識的なことを言えば、結婚は大変な行為だし、とても難しいと思う。
日本人にとって台湾人は別の国の人に比べて日本に近いとも言える部分が多いが、
しょせんは外国人であり、その文化的背景は相当異なることは忘れてはいけないと思う。

そのほか、誤解も結構多いから、補足しておくと、
日本人と結婚すると外国人は日本の国籍が取れると思っている日本人がいるが、
日本という国は結婚によって国籍を与える国ではない。逆も同様だろう。
また、外国人と結婚すると氏を変えないといけないと思っている日本人がいるが、
それは日本人同士だけの話であって、外国人と日本人の組み合わせであれば、氏は同じにしなくていい。もちろん、してもいい。

日本人と結婚しても、婚姻手続だけでは台湾人は日本に住めない。
長期に滞在できるビザがない人は、別途「日本人の配偶者等」等のビザを取得する必要がある。
ここではビザ関係の話は書かない。
常識的には、ビザについては個別の事情や入管によって異なるようなので、各自で調べた方がいいと思う。

台湾人と日本人の国際結婚」も見てね。

その2に続く)

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