攻略本という単語

台湾の日本ゲーム攻略本 その1も見てね。

ゲームをクリアするという中国語はもともと「破関」(po4guan1)というわけで、
もともと「攻略」(gong1lue4)という言葉は中国語にはない言葉だよ。
手元の辞書にも載ってない。

ただ、「攻城略地」という言葉があったから、
それほど「攻略」という漢字に違和感を覚えなかったことも助かり、
「攻略本」という言葉は一気に中国語になったようだ。

「攻略本」という別の言い方は「秘笈」(mi4ji2)というのがあった。
「秘笈」とは、もともとは武術を習得するための秘伝書みたいなもののことを言うよ。
そういうこともあってか、学校で先生に攻略本を没収されるのを見て、
武術を勉強していると冷やかす子供もいた。

コメント

  1. HI
    “ゲームをクリアする”在中國有好多講法,有“爆機”、“通關”、“盡版”、“破關”等。。。

  2. 別の地域では別の言い方もあるのですね
    (RoWaiWahさんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    ゲームをクリアするという言葉は、中国語で別にも言い方があるということで御紹介をいただきました。「爆機」(bao4ji1)、「通關」(tong1guan1)、「盡版」(jing4ban3)、そして「破關」(po4guan1)ですね。
    念のため、もう一人の書き手に確認したところ、台湾では「破關」が専ら使われるとのことでした。

    台湾以外の地域では、別の言い方もたくさんあるということでしょうか。
    こういうのはまさに日本人にとっては落とし穴でして、中国語ならばすべて言い方は一緒だろうなんて思っちゃったりする。けれども、地域によっていろいろな語彙があるということは気づきとして大事だなと思います。
    ☆☆☆

  3. 破關って以外…
    台湾では「破關」という言い方以外、また別の言い方がありますよ。私の年齢と同じぐらいの人は「全破」と言い方がよく使っています、たとえば…「全破了沒?」とか「我昨天把XXX全破了。」とか。

    比起使用「全破」的人而言,使用「破關」說法的比較讓我感覺這個人好像對於玩遊戲較不在行,或是新手。之所以會有這種感覺是因為以前常逛遊戲賣場,會使用「破關」字彙的,通常是小朋友或是家長。(家長對於遊戲的資訊其實來自於小孩,因為他們那個更早的年代是沒有電玩的。)

    也許換個角度來說,「全破」這個說法或許是我們那個年代的用語也說不定。

    附帶一提,我今年剛滿30歲。小三時剛好是ファミコン的マリオ最熱門的時候。

  4. この辺が落としどころかな
    (徳さんへ)
    こんにちはszyuです。コメントありがとうございます。
    「全破」というと、日本語的感覚だと「突破」という言葉を受けて「全面クリア」「全制覇」というイメージがするのは私だけかな……

    「全破」という言葉を使う人に比べて、「破關」という言い方をするのは、自分の感覚では、ゲームについてそれほど詳しくない人かゲームを始めたばかりの人ではないか。どうしてこういうふうに思ったのかといえば、ゲーム売り場に行ったときに「破關」という言い方をしていたのは、大抵は子供かその親だったから。(親のゲームの知識は実は子供から得たもの。それは、彼らは電子ゲーム(?)がない時代の人だから)
    (「全破」はゲームが詳しい自分と同年代の人がよく使うと言っていたが、)むしろ、言い方を変えれば、「全破」という言い方は、我々30代初め年代の用語だとも言えないのかもしれない。

    つまり、こんな感じになるんでしょうか?
    「全破」――ゲームに詳しい人、ゲーマー
    「破關」――ゲーム初心者、ゲーム知識の薄い人

    これらの言葉について、こんなのもある、こんなのもあるとたくさん列挙したり、用語を厳密に定義づけたりする必要はないと思っています。なぜなら、このブログでは、大まかなところがわかればいいという考え方でやっているからです。
    私としても、そのゲームに詳しいというのはどれほど詳しいのかという個人的興味はありますが、若干突っ込みたいところはありますが、この辺を落としどころにしたいです。
    ☆☆☆

  5. 文學院教授

    攻城掠地 不是”略” 一大堆錯誤知識 懶得指出了

  6. 誤用かもしれないが、でも両方ありそう
    (文學院教授さんへ)
    「攻城掠地」であって「攻城略地」ではないですよという指摘ですが、厳密にはそうなのかもしれませんが、両方ありそうですので、こういう言い方もあるという程度に受けとめます。

    このコメントの書き方ですが、何となく上から目線的な言い方ですね。教授ならばもっと謙虚な気持ちを持った方がいいと思いますが、どうですか?。何か間違いを正してやろうみたいな気持ちでブログを閲覧するのであれば、それは台湾でやってください。何か日本語で読んでいて反感と違和感を覚えます。

    なお、ネット上に間違った知識が広がるのを防ぎたいということについては、大いに共感します。そういうのは、このブログでも気をつけています。
    ☆☆☆