台湾にもゲームの攻略本があるよ。
ここでいうゲームの攻略本とは、もちろん日本のソフトをそのままやるための攻略本だよ。
相当骨董品もあるけど、こんな感じ。
この写真の中で一番古い攻略本はスーパーマリオ2の攻略本で1986年。
日本のゲームの攻略本が出たのは1986年なので、
大体、台湾に攻略本が出回っていた時期は日本と同じだといえそう。
台湾で一番初めにゲーム攻略本を出したのは華鍵出版社なんだって。
この出版社は今はなくなっちゃって、店舗はもう名前を変えちゃったらしい。
かつては、この出版社は自営業者のような出版社で、
一階が文房具屋、二階が書店、三階が出版部というお店という規模の会社で
どうして攻略本を出せたんだろうねえ――
というか、多分何らかのルートで日本から持ち込んだんだろうね。
ただ、それでも翻訳の質はまあまあで、うまくまとまっている本だったようだ。
ちなみに、この写真にある雑誌「電視遊楽情報」というゲーム雑誌は、
その当時、翻訳レベルが相当いまいちだったらしいけど、
今となれば、この雑誌を発売した出版社は、台湾では超有名な日本漫画に強い出版社で、
しかも、作品の翻訳の質も相当高いものになっているようだよ。
いずれにしても、ここでこういうゲーム本が翻訳されたことで、
登場人物のキャラクターの読み方が多くの台湾人も理解できるようになり、
ゲームがやりやすくなったという効果があると思うけど、
それだけじゃなくて、
今後、ゲーム以外の分野でこれらゲームのキャラクターに出会ったときの基礎知識になったと言えるんだよ。