台湾の国歌は「国歌」「中華民国国歌」という。
「三民主義~」で始まって、計48文字で構成されている。
短い歌詞だと思われる「君が代」は平仮名で考えると32文字だから、
台湾の国歌の歌詞も短い方なんだと思う。
国歌自体は、国歌のために書きおろした歌詞ではなくて、
孫文の講演稿をもとにして、それに節をつけたものらしい。
だから、「三民主義~」で始まるといっても、
三民主義の思想をダイジェストにして説明しているものではなくて、
三民主義が最高思想であるという位置づけについて説明した後、
その講演の聴衆である軍事学校の学生に向けた激励の言葉が続く内容になっている。
国歌の歌詞の中にある三民主義とは何かという知識については
小学生の教科書からざっくりと紹介し始めて、
高校時代になるとよりわかるようになってくるものらしい。
歌詞自体は難解なことを歌っているわけではないので、
小学生レベルでは意味の理解は厳しいかもしれないけど、
中学生以上ともなれば、大体意味がわかって歌えるようになる。
歌詞の意味に納得できない人ももちろんいる。
国歌についての法律はないから、歌わないこと自体は犯罪にならないかもしれないけど、
かつてであれば、国家反逆とかスパイとか、別の要件で犯罪になる可能性はあった。
「国歌と国旗歌と国旗掲揚」も見てね。
平和って素晴らしい…
台湾に行く度に台湾人に間違えられる私は
かの時代に台湾に行ったら、捕まえられたでしょう。
その前に、中文強化だ…
今は密航者側も学習しているようです
(綾織さんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
国歌が歌えないとあらぬ嫌疑を掛けられるという意味では台湾の国歌を歌えておくようにすることは自分のみを守る安全保障かなと思いますが、実際には中国からの密航者は密航者だとばれないようにするために努力していて、いろいろ研究しているらしいから、今は密航者でも多くの人は台湾の国歌が歌えるようになっているようです。
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