「エッチ」を表現する その1も見てね。
スケベとはどう言うか?「助平」(zhu4 ping2)では通じないよ。
スケベとは、つまりエッチな人ということだから、人を表現しているんだよね。
これは、オーソドックスには「色狼」(se4 lang2)という。
もっと深刻にエッチな場合には、「色鬼」(se4 gui3)「色魔」(se4 mo2)という言葉もある。犯罪的にやばいエロい場合はこういう言葉も選びたい。
そのほか、「色龜」(se4 gui1)と言う人もいなくはない。その人の好みの問題で言葉は選ばれる。
エロおやじという言葉もないわけじゃない。「色老頭」(se4 lao3 tou2)と言うよ。
先ほどの「色狼」「色鬼」「色魔」に「老」を接頭辞としてつけて、「老色狼」「老色鬼」「老色魔」と言うこともできるよ。
では、エロ漫画やエロ雑誌はどう言うかと言えば、「色情」(se4 qing2)や「黃色」(huang2 se4)を使って「色情漫畫」「黃色漫畫」「色情雜誌」「黃色雜誌」と言う。
エロビデオはアダルトビデオだから「A片」と言ったりすることを「アダルトビデオ(A片)」でも紹介したけど、「色情片」とも言える。
「黃色」はどちらかと言えば出版物のエロ表現をイメージするようなので、こういう場合は「黃色片」とは言わないみたい。ただ、成人映画は「黃色電影」と言ったりするらしいので、一概に言うことは難しいか。
「H」といって、台湾人がそれを認識できるか?といえば、ちょっと厳しい。
日本のことを多少知っていて、日本のものを見ていて、いやらしいシチュエーションになれば、「H」がどういう意味かは理解はできるかもしれない。
あるいは、エロゲーのことを台湾では「H-GAME」といったりするわけで、まあ理解できなくもないかもしれない。
かつて「you are H!!」と書いたら、それは「sex」をしたいのかと返事をしてきたすごいアラブ人がチャット上にいたのだけど、この手のHの話は「「セックス」の中国語」「セックスの誘い言葉?」を見てね。
この黄色は肌色の話みたいですね。性的なイメージのカラーは、日本語ではピンク、英語圏では青、台湾では黄色…信号機?(笑) イメージが全然違っていて面白いですよね。
色の価値観
(cotobaさんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
色の価値観というのは個人的には興味のある話題です。ただ、こちらの方面での話題は私にはこれ以上書けそうにないですが……。
ジェンダーとしての色の価値観ということでは、この前、小学生の通学かばんの話を書いた中に紹介したんですが(http://umesakura.jp/20060412223907.html)、男女のランドセルの色の選ばれ方に日本とさほどの差がなかったような気がします。
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