台湾の屋台の数

台湾は屋台がとにかく多い。

台湾政府の直近の統計が2003年8月末なんだけど、
台湾の屋台は29万1064軒あるんだそうな。

――といってもイメージができないだろうと思うので、
台湾の国土面積3万5980平方メートルで換算すれば
単純には、1平方キロメートル当たり8.08軒だし、
面積の7割を山岳部として除けば、1平方キロメートル当たり26.9軒にもなる。

面積別に考えると、
1平方キロメートル当たりで、台北市は99.19軒、高雄市は150.79軒も存在しちゃう。
多いのは、台中市116.39軒、台南市70.08軒、基隆市61.86軒といった感じで、
まあとにかくえらい多いということだね。

屋台の従事者も44万3797人、台湾の全人口の4.6%を占めてしまうわけで、
確かに職業としての回転率は高いとはいえるんだけど、
屋台はインフォーマルセクターのものだというわけではなくて、
産業として位置づけられそうなものなんだ。

台湾人が日本に来たら、屋台が見当たらなくて寂しいだろうね。

コメント

  1. 空の桜

    博多の名産といえば、“屋台”も1つです。中洲あたりに見られますが、台湾人から見れば、とにかく「小~中規模」のイメージしかありませんね。しかも、売っているものがほぼ定番のもの(ラーメン、おでんなど)しかなく、台湾の屋台みたいに多種多様な選択を期待できません。

  2. コメントありがとうございます
    (空の桜さんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    日本人の想像する屋台は、おでんとかラーメン、テキ屋まで入れるとお祭にやってくるようなジャンクフードか子供向けのちょっとしたゲームをやらせるようなもので完結しちゃうんじゃないかなと思います。

    台湾の屋台は、実に多種多様で、そういう初期条件があったからとはいえ、文化として発展し、頼もしい限りです。
    ☆☆☆