小学生の授業時数の日台比較

台湾の小学生の時間割で書いたように、
台湾の小学校は日々学校での拘束時間がかなり長いことがわかるんだけど、
日々の生活が長いだけじゃないよ。
授業を行っている実質的な日数も多いのだ。

台湾も日本同様、週休二日制で学校は土日が休みだったりするけど、
年間授業日数が200日、40週(2学期制@20週)行われるんだよ。

そして、台湾の場合は、日々の授業時間数も日本よりも多いんだよ。
それは、40週行われることが前提、週当たりの時間数も決められていて、
毎週の時間割が埋まっていくからなんだよ。

ちなみに、一般的な日本の学校の場合は、年間の授業時間数が決まっているだけで、
後は、学校がそれなりの裁量で恐らく年間の授業を何とか35週程度でおさめようと
一生懸命やりくりして、毎週の時間割ができ上がっていくよね。

さて、日本と台湾の時間割のそれぞれでき上がったものを比較すると、
毎週の時間割の授業時数にこんな差ができている。

【小学生の週当たり授業時数の日台比較】

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生
日本(参考値) 23 24 26 27 27 27
台湾(現行) 22-24 22-24 28-31 28-31 30-33 30-33
台湾(従前) 26 26 33 33 35 35

(出典:学校教育法施行規則 別表第1 第24の2関係、國民中小學暫行課程綱要)

ここで超ざっくりと日台の小学生の授業時数について言えることは、
台湾の方が毎週の授業時数がはるかに多い。(けど、従前はもっと多かったらしいね……)
標準的に考えれば、日本が35週、台湾が40週、つまり台湾は1カ月多く授業を行っている。
でも、1時間当たりの授業時間は台湾は40-45分だけど、日本は45分と、日本の方が長い。

義務教育の充実を日本は図るそうなので、
授業時間数なり、授業内容なりを何とかして、
教育にもっと力を入れる必要があると思うね。

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