日本では、「結婚しました!」ということを「入籍しました!」というふうにお知らせするように、
結婚するときに入籍することはとても大事で、入籍はしても結婚式はしない人はいる。
事実婚という価値観もあるけど、一般的な結婚の形では、入籍はとても大事だし、結婚式の日取りと入籍日が同一日でなければ、自然と結婚式よりも入籍日の方が早いんだろうと思うんだけど、
でも、台湾では、それほどまでに入籍にこだわる価値観はなく、
どちらかといえば、結婚式をすることで結婚が成立すると考えるから、結婚式が大事だと考えたりする。
それは、多分婚姻の手続の仕方に影響していることだろうと思う。
台湾で大事なことは、証人を2人以上用意して、
その証人立ち合いのもと、公開の場所で結婚を宣言し、
証人に結婚証明書にサインしてもらうことなのだ。
この結婚証明書をもって、婚姻が成立するのだ。
これらのイベントが台湾人にとってはとても大事なのだ。
しかし――ここまででは、まだ役所に戸籍を出していないんだよね。
入籍の手続というのは、結婚イベントのその後、後日、
証人にサインしてもらった結婚証明書を持って戸政事務所に持っていくと、そこで戸籍に婚姻が反映されるのだ。
これを持っていかないと、法律違反になるし、後々のトラブルにもなる。
ちなみに、証人がサインするこの結婚証明書なるものは、日本のように自治体がフォーマットを用意するものじゃなくて、文房具屋とかで買ってくるんだよ。
自分たちでつくっても構わないらしい。
その証明書は、離婚するまで――、結婚が続けば死ぬまで有効の婚姻関係を証明するものとなる。
こんなふうに、日本と結婚行為の手順の価値の重みが若干異なったりしているんだけど、
台湾政府としては、戸籍にリンクするような婚姻政策を方針としては打ち立てているから、
将来的には、台湾でも日本のように入籍することが大事になる日がくるかもね。
ネット検索していたとき、あることを読みました。結婚する二人(台湾人同士もしくは片方が台湾人)は外国で結婚式を挙げ、台湾では戸籍登録を行っていません。その後、二人は破談してしまいました。離婚するには、まず結婚手続きをしてからじゃないと、離婚はできません。離婚のために結婚手続き?なんか微妙ですね。
国際派に進む近代では、やはり国際結婚も多くなり、その結婚が成立するかどうかも現地主義か、入籍主義か、公開儀式かってズレが生じますね。
難しいですね
(空の桜さんへ)
こんにちは、szyuです。このコンテンツ読んでくださってありがとうございます。
でも、公開儀式で結婚が成立するから戸籍も必ず戸籍登載が必要だという感覚はどうも理解が難しいです。
台湾の場合は公開の場で結婚式をして結婚証明書に証人にサインしてもらった場合は、その証明書を破棄するための戸籍登録が必要だということでしょうか。でも、感覚的にはその紙を捨て、結婚式の出席者におわびして回れば済むように思うのですが、そういうわけにはいかないんでしょうか。
日本の感覚では、あえて入籍をしないという事実婚というのもありますが、パートナー関係を清算するときには、もちろん入籍する必要はないですね、何らかの協議が調えば別れは来ます。
国際結婚についてよく聞く話は、国際結婚で両方の国で結婚届を出したものの、離婚するときに片方の国では離婚が成立したものの、もう片方の国では離婚ができていないという現象が起こることです。
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