台湾語と国語の距離

日本人が台湾人に出会ったりして、彼らの母語は何だろうと思ったりするときは、
実質的には、その台湾人は国語か台湾語を母語にしているのが多いのだと思う。

国語は台湾人の8割が使える、台湾語は台湾人の6割が使える言語らしいので、
台湾の中ではこの二つがメジャーな言語の双璧だと言えそう。
台湾語と国語をめぐる勘違いも見てね。

この「国語」と「台湾語」の間は相当言語的に距離のあって、
日本の国内の方言のように、何度も聞き返せば何とかわかるようになるというレベルにはないよ。
声調一つとっても、国語は声調は4つだけど、台湾語は7つあったりする。

台湾語は世界最難の言語の一つとも言えそうなんだけど、
台湾人が幾らそんな難しい言語を使いこなせたとしても、
台湾語ネーティブにとって「国語」が簡単な言語かといえば、そういうわけではないみたい。

コメント

  1. ゆきひろ☆

    声調が7つ????
    台湾語の声調が7つとは知りませんでした。
    現在中国語を勉強していますが、1拍一音の日本人にとってか中国語以上に発音を習得するのに時間かかるのが台湾語といえそうですね。
    日本語教師の資格を取ったばかりの私のとって興味深いブログです。福岡に住む台湾人の友人から教えていただきました。これからも楽しみにしています。

  2. アクセントでは広東語の方が多いようです
    (ゆきひろ☆さんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    アクセントについて言えば、広東語は9とか10とかあるようなので、もっと難しそうです。高低アクセントだけでそれがずれていても通じてしまう日本語ネーティブにとって音が合っているだけでは通じない言語があるということが驚きです。
    日本語教師は私も興味があるのですが、というのは私の職業スキルを持っていると日本語教師には有利だと言われているからなんですが――もう一人の書き手の膨大な日本語の質問にいつも答えられていないので、そんなことを言い出したら激しく批判されそうです。
    このブログも地道に更新できているので、また遊びに来てくださいね。
    ☆☆☆