台湾人学生の筆記具の変遷

台湾人と青のボールペン」にもちょっと書いたんだけど、
台湾人は青いボールペンで手帳やノートに書き込みをする。
つまり、台湾人は学校の授業の板書もボールペンで書いていたりするのだ。
しかも、青いボールペンで書いたりする。

台湾人の場合は、鉛筆を使うのは小学生の段階までのこと。
鉛筆は早々に使わなくなり、そのうちシャープペンシルやボールペンにシフトする。
ここまでは日本人の学生と同じだけど、
台湾人の場合は、シャープよりもボールペンを志向するということだ。
だから、中学生のころには既にノートへの書き込みはボールペンでなされたりする。

入試でマークシート問題があるときは、さすがに鉛筆を使うらしいけど、
普通のテストとかはボールペンで受けるというのだから、
それはある意味台湾人は相当チャレンジャーな人たちだと思う。
大幅に書き間違えたときは、どうやって直すのだろう――。

そんなわけで、ノートで書き間違えたときには、
消しゴムではなく、修正液や修正テープが使われるということだよね。
つまり、そこには日本人のニーズとは異なる台湾人の文房具ニーズが存在するんだね。

日本の文房具はもちろん台湾の店頭にもたくさん並んでいるけど、
台湾で一番よく使われる筆記具であろうボールペンとか修正液を前面に出して、
日本企業は筆記具の売り込みをしているんだろうなと思う。