台湾のメロンパン

こんなタイトルを書いておいてあれだけど、
台湾にはメロンパンと呼ばれるパンは存在しない。
そのかわり、こんなパンは存在する。

これらのパンの名前は「菠蘿麺包」(bo1luo2 mian4bao1)というよ。
「菠蘿」というのはパイナップルという意味なので、
これは、パイナップルパンという名前のパンなのだ。

日本のメロンパン同様、「菠蘿麺包」もパイナップルに色や形が似ているということが大事であって、
パイナップルの味がついているということは重視されていない。
チョコレート味とか、周りにレーズンがついていたりとか、変わっているものもないわけじゃない。

日本のメロンパンと大きく異なるのは、中にクリームというか、あんが入っているのもあることかな。

パイナップルといえば、台湾のお土産として有名なパイナップルケーキを思い出すけど、
パイナップルケーキは「鳳梨酥」(feng4li2su1)と呼ばれるもので、
もちろんこのパイナップルパン「菠蘿麺包」とは全く違うものだよ。

ちなみに、「焼きたて!!ジャぱん」の中国語翻訳の訳語では、
メロンパンは、台湾現地での類似のパンであるパイナップルパン「菠蘿麺包」は採用されず、
メロンの訳語である「哈密瓜」(ha1mi4gua1)を使って「哈密瓜麺包」と呼ばれている。

台湾のパン屋さん」も見てね。