台湾での封書の住所の書き方

このブログを「台湾 住所の書き方」などというキーワードで探してきている人が結構いるので、
きょうは台湾での手紙の封筒の住所、宛名の書き方を書くことにしたい。


実際に、台湾での封筒の表書きの住所と宛名の書き方の画像をつくってみたよ。
大体日本と同じ要領で書けばいいので、それほど悩まないと思うけど、
多分、困るのは、細かいところだろうね。

郵便番号は5けた。
かつては3けただったのが、5けたにふえたみたい。
5けた覚えていなければ、3けただけでも構わないようだ。
郵便番号については、中華郵政のホームページでも調べられるよ。

郵便番号の表記だけど、
日本みたいに、○○○―○○というような表記形態をとるわけではなく、
郵便番号を書く枠の中に郵便番号が入れない場合には、
5つの数字をそのまま並べるようだ。
当然だけど、そのときに「〒」マークは使わない。

台湾での市販の封筒では、郵便番号のほかに中央に赤い長方形の枠が印刷してあったりする。
その赤い枠の中に、宛名を書く。
かといって、別に赤い枠がなくても問題はないので、
赤い枠が印刷されていない封筒に自分で赤い枠を無理やりつくる必要はないみたいだ。
ここに名前を書くということは、つまり、宛名は必然的に縦書きにせざるを得ないということだと思う。

あて名の名前の後の敬称については、男性ならば「先生」、女性ならば「小姐」を書く。
儀礼的には、結婚している女性は「夫人」、結婚していない女性あるいは結婚しているかどうか不明な女性は「女士」と指導しているマニュアルもあるけど、
それはオフィシャルな話であって、お友達に手紙を書くときに現実的には「女士」を選ばれることは余りなく、「小姐」と書く傾向にあるようだ。
名前の後につける敬称については、「 「先生」と「さん」」も見てね。

最後に、名前+敬称の後に「啓」と書く。
「啓」というのは、封をしている郵便物のときに書くもので、
封がされない葉書の場合には「収」と書いたりする。

名前の書き出しは住所よりも高い位置からで、
名前+敬称+「啓」はすべて等間隔で書く。
この例の場合は「王小英小姐啓」と書くわけで、意味で区切ってみたりというすき間は必要はない。
(「分かち書きをしない台湾人の名前」も見てね。)

そして、差し出し人については、封筒でも裏書にせず、表書きにするようだ。
そして、最後に、名前を書いた後、「緘」と書いて終わりにする。
葉書のときは「寄」を書いて、終わりになる。

台湾へのエアメールの宛名の書き方」も見てね。