台湾の死刑事情

台湾にも死刑はあるよ。

台湾における死刑が言い渡される可能性がある犯罪としては、
殺人罪にはもちろん死刑が適用される犯罪なんだけど、
国家内乱罪みたいなとか、スパイとか、公務員の麻薬の栽培とかにも死刑が適用されることもある。
あとは、偽札で金融を大きく混乱させたりとか、軍隊で敵を前にして命令に背いた場合は死刑というのもある。

ただ、18歳未満は死刑は適用されないみたい。尊属殺はその限りではないみたいだけどね。
80歳以上というのも死刑はない?判決を出さない?感じになるみたい。

昔は集団窃盗みたいので死刑が繰り出されていたみたいだけど、
最近は国際世論の高まりなのか、台湾でも死刑の判決を避ける傾向にあるようで、
何でもかんでも死刑が繰り出されるというような状況ではないよ。
以前は、罰則が死刑しか用意されていなかった法律の条項もあったけど、
最近はそういう条項にも別の罰則も用意するように法律も変わってきているんだって。

台湾の国内世論としても、犯罪者への死刑適用に慎重な主張をする向きも少なくはないから、
犯罪者が殺人を犯したとしても、それを死をもって償うべきだと考えるのは、時には過激に響くかもしれない。