漢字の筆順のことは中国語でも「筆順」というよ。
台湾人が書く漢字は物すごく字画が多いから、そんな難しい字を書いていること自体に驚いて筆順まで思いが至らないかもしれないけど、
同じ漢字を書いているにもかかわらず、日本人と台湾人の書く漢字では筆順が違うものは間々ある。
日本人と同じ漢字のパーツを書くときに、気がつくことがあるかもしれない。
例えば、「方」とか「必」は、台湾人は日本人と違う筆順で書く。
左は日本人、右は台湾人の標準的な筆順。
特に「必」を見ると、それは日本では書いてはいけないと専ら教育されている筆順の例のとおりに書くわけで、
状況を把握していなければ、台湾人は書き順を教育されてきていないのではないかとふと思ってしまう人もいる?かもしれない。
参考書にもあるわけで、忠実に学習すれば、多分その筆順で書くことになる。
ちなみに、日本人ではあり得ないほど難しい字だから避けたいけど書かざるを得ない場面に遭遇しそうな漢字、
「鹽」「鹹」の中にある米印みたいな文字は、
「メ」を書いてから、上、左、右、下と点を埋めていくので、
これも日本の「必」とは違う筆順なのだ。
もちろん、筆順自体はこうでなければならないという決まり事がないことは事実だけど、
一応辞典類に書かれている標準的なものを参考にコンテンツを書いてみた。