台湾の徴兵制度というのは法律に基づいて行われているので、
もし、台湾人が兵役を逃れたいと考えるのであれば、
そのときどきの法的要件に合致しないように努力するしかない。
その一番オーソドックスな方法は、体重をふやすことだよ、
――というか、ことだったと書いた方がいいかもしれない。
体の要件というのはもちろんあって、
身長が高すぎる人、身長が低すぎる人も兵役に行かなくていいし、
体重が軽すぎる人も兵役に行かなくてもいい。
そして、かつては100キロ以上だったら兵役は避けられたから、
とにかく一生懸命太るようにするのが一番の近道だった。
そして、健康診断が終わった後で、ダイエットに励むことにする。
太すぎる人は兵役に行かなくてもいいからだ。
プロレスラーみたいな人も兵役要件から外れていたりした。
しかし、昔は体重で逃れられたけど、今はもっと厳密にBMIで判定される。
ダイエットして解決できそうと判断された場合、兵役を逃れることはできず、
兵役に行きながら強制的にダイエットすることになる。
――ということで、逃れられなかった場合、ある意味相当過酷なことになりそうだ。
そのほか、刑務所にいる時間が長い人なんかも逃れられる。
これは、兵役につく必要がないというか、マンパワーとして軍も要らないからだろうね。