おいしいを言う回数の感覚

知っていると思うけど、
台湾人もおいしいときには「好吃」(hao3chi1)というのが一般的。
私の口に合うという意味で「合口味」(he2 kou3wei4)という言葉もある。

日本の場合は、人にごちそうしてもらったり、人と食事をするときに、
一口食べるたびに「おいしい」と言わないと雰囲気を崩すような感じがするときもあるわけで、
食べるときには気を使って必要以上に「おいしい」を連発することもするわけだけど、
台湾人は、そこまで「好吃」を連発しないらしい。
2、3回「好吃」を言った後は、うなずけばおいしいということを表現できるよ。
日本と同じ感覚で言っていると、かえって疑わしくも見えてしまうかもしれない。

だから、日本人の感覚としては、語彙がないから食べるたびに「好吃」「好吃」と言い続けるか、
知り得る語彙を使いまくって何とかおいしいことを表現したいなとか考えるかもしれないけど、
台湾ではそこまでの気遣いは要らなさそうだよ。