台湾でも基本的にはじゃんけんの仕方は日本とは一緒だと言えなくはないけど、
若干細かいところで違いはあるみたいだ。
まず、じゃんけんをするときの構え方や出し方だけど、
日本では、じゃんけんをする手を胸のあたりに持ってきて、
一回手を下げて助走をつけて振りかぶって出そうとするけど、
台湾の場合は、じゃんけんをする手はひじを曲げて肩の上、耳の横ぐらいまで持ってきて用意をして、
じゃんけんの言葉を言いながら振りおろすようにして出すみたい、
グーの手を準備するところは同じみたいだよ。
じゃんけん勝負を三回戦までして勝利者を決める「さんま」も台湾にはあるよ。
それは「三把」(san1ba3)という。
これに対して、一回勝負のことは「一把」(yi1ba3)と言うこともある。
ただ、五回戦までする「ごま」まではないみたい。
これらのじゃんけんをするときに言う特別なじゃんけんの言い方はないので、
「さんま」のときも「剪刀石頭布」をリピートすることになる。
ちなみに、幾らじゃんけんで勝負するといっても、
台湾の場合は、
何か手をひねったり組んだりしてじゃんけんで出すものを決めたりなど、
勝負の前の験担ぎをするようなことはしないみたいで、
あの勝負前にプレーヤーがするせこい願かけが好きだった私にとっては、
台湾のじゃんけんはちょっと物足りない勝負だと思う。
「台湾でのじゃんけんの言い方」「黑白というチーム分け方法」も見てね。