日本と台湾の書道の授業の違い

書道シリーズは幾つか書いてきているんだけど、
このテーマと特に関係がある「台湾の書道の授業」とか「台湾の書道の授業の様子」も見てね。

日本の書道の授業は、
お手本が単一的で先生から書く文字を指定されるんだろうし、
書道にしても、それはあたかも「道」を追求しているみたいな感じで、
一つの「作品」の完成を目指している感じであって、
一種類の言葉(2―6文字ぐらい)をずっと書き続けるわけで、
みんながみんな同じものを延々と書いているような感じだし、
逆に言えば、提出できるようないい「作品」ができれば、よしとされそうだけど、
台湾の書道の授業はこういう形のものではないみたいだ。

台湾の書道の授業では、
そもそも書道する文字には自由度があって、
先生から指定された文字を延々と書くという作業はしないものらしい。
台湾では、書道のお手本が市販されているので、
みんながお手本を購入して、書道の授業に備えるのだ。
さらにいえば、そのお手本にはたくさんの文字が躍っているわけで、
2―6種類の漢字が書ければ課題が終わるという代物ではない。
自分が書道をしていてよい作品ができるかできないかに限らず、
とにかくお手本の中のものを参考にして量をこなさなければ、課題は完成しない。

飽きっぽい人にとってはいろんな文字が書けるからいいのかもしれないけど、
書道を手っ取り早く終わらせたい人にはえらく面倒なシステムのような気がする。