台湾の書道の授業

台湾でも書道の授業がある。
日本では、書道というよりも「書写」の授業というんだろうけど、
台湾でも、言い方があって、
小学校で行われるものは「写字」といい、
もっと上の学年で行われるものは「書法」という。

台湾での書道の授業は学校によって違うけど、
小学校では3年生ぐらいから始まって、6年生まで行われる。
中学校でも書道の授業がある。
高校以降では、選択次第では書道の授業はあるらしいね。

こういう書道の授業だけではなくて、中学生以降になれば、
国語の先生によっては、毎週の宿題として課したりするし、
長期休暇時の宿題などでたっぷり出されたりするらしい。
――ということで、日本よりかは毛筆で書かされることが多いようだ。

自宅で毛筆の宿題といえば、日本だったら、それは書き初め以外に想像がつかないんだけど、
台湾には書き初めみたいな超細長い半紙で書道課題が出ることはないらしい。
そもそも春節明けに書道作品をしたためようという習慣もないみたいだ。

書道コンクールというのは台湾でもあるらしくて、
学内や自治体の中で行われたりするのは、日本と同様だと思う。
ただ、日本と違って硬筆のコンクールはないよ。
台湾では硬筆の授業はなくて、これらの字の書き方を指導する授業は専ら毛筆だけなんだよ。