並べている食材に衣をつけて揚げてくれる屋台のことを鹽酥雞(yan2 su1 ji1)という。
恐らく、興味はあっても日本人観光客には近づきがたい屋台だろうね。
私が台湾で一人で歩いていてこの屋台を見かけたとしても、多分絶対買えないだろうな。
台湾人はこういうのをおやつにしたり、映画を見ながら食べたりする。
だから、住宅街や映画館の近くに出没する屋台である。
注文のときに、語学力がなくてもそれほど問題はない。
横にあるかごをとって、好きなものを選んでかごの中に入れて、
それから、お店の人に渡せば、後は全部まとめて揚げてくれる。
揚げた後は、塩こしょうで味つけをした後に、客の希望に応じて一味トウガラシで味をつけたりするので、
お店の人が特別に何かをふりかけようとしたときにOKかだめかを何らかの形で表現できればなおいい。
全般的に味つけは、日本人にとっては若干塩分が濃いかもしれない。
食材としてオーソドックスなものは、やっぱり鶏肉が有名なので、それは外せない。
あとは、天婦羅とか、イカとかだよ。
(天婦羅については「台湾人の天婦羅の認知度」「台湾の「てんぷら」」を見てね)
昔は種類も少なかったんだけど、今となればこの揚げ物屋台は繁盛して、ラインナップも豊富になってきている。
値段は書いてないので買うのが怖い気がするけど、
単価は、一本当たりとか数枚で幾らとかで、おおむね20―40台湾ドルぐらいでべらぼうに高いというものではない。
200台湾ドルも買ってしまえば多分間食レベルじゃないぐらい満腹になる。