台湾人の住宅への欲望

台湾の一戸建て住宅も見てね。

台湾の市街地では一戸建て住宅はほとんど見られないんだけど、
それは、マンションが多く建てられたからだろうね。

例えば、立地に恵まれた場所にあったような、
「三合院」のような伝統的な一戸建てであれば、取り壊されたり、
空き地であれば、そこは開発されて、
そこに新しいマンションが建ったりしている。

マンションが建つのは、交通上の問題や土地の制約というのもあるのかもしれないけど、
台湾は交通インフラがそれほど絶望的に悪いわけでもないし、
シンガポールみたいにすべてを開発しきっているわけではないんだよね。
台湾人だって、自己資金でマイホームが建てられる条件があれば、それは検討に入れるんだろうけど、
台湾のマンションは、日本みたいにピンキリというほどの大きな差はなくて、
そこそこ快適な住まいなわけで、それで十分だということなんだろうね。

つまり、日本人は一戸建て保有への欲望というのは高いみたいだけど、
通勤時間2時間以上かかってもマイホームが持ちたいとかいうような欲望というか執念は、多分台湾人にはないのだろうと思うよ。