台湾に手紙を出すとき、
日本人だったら、間違いなくそのままあて名を漢字で書いて投函すると思うので、
余り問題はないと思うんだけど、
例えば、非漢字圏の人に台湾の住所を教えるとき、その住所を英文で書かないといけないとき、
アルファベットでどうやって書くか?
例えば、東京都千代田区千代田1番は、
私であればシンプルに「1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo, JAPAN」とか書いて、多分これで問題ないんだろうと思う。
けれども、こういうような書き方を台湾の住所に応用することはできなくて、
台湾の英文の住所の書き方は、ちょっとした難しさをもった様式が求められたりする。
「台湾での住所の探し方」にも書いた、
例えば、「地球の歩き方 台北」の中にある一番細かい住所、「台北市鉄観音包種茶研究推広中心」を例に、台湾での住所の書き方を考えてみるね。
住所は、台北市文山区指南路三段40巷8-2号。
多分私であれば、そもそも「指南路三段」をどうするのかがよくわからないけど、
「40-8-2 Zhinan-lu3, Wenshan-qu, Taibei-shi, TAIWAN(ROC)」とか
「40-8-2 Zhinan Road third, Wenshan, Taipei city, TAIWAN(ROC)」とか書きそう。
でも、これを受け取る中華郵政はかわいそうなことになりそうだね。
日本と同じ感覚で、とにかくアルファベットにすればいいというわけじゃなくて、
台湾ではピンインをそのまま書くことは、それは住所として正しくならない。
海外から手紙が来れば、変な書き方でもきっと台湾人も苦心して探してくれるんだろうけど、
それは大変迷惑だというのが本音だろう。
ということで、途方に暮れてしまうんだけど、
こういうときは、台湾の郵便局のサイトにある翻訳サービスで翻訳すればいいんだよ。
http://www.post.gov.tw/post/internet/f_searchzone/index.jsp?ID=190103
先ほどの「台北市文山区指南路三段40巷8-2号」を翻訳するとどうなるかといえば、
「No.8-2, Lane 40, Sec. 3, Jhihnan Rd., Wunshan District, Taipei City 116, Taiwan (R.O.C.)」
「No.8-2, Lane 40, Sec. 3, Zhinan Rd., Wenshan District, Taipei City 116, Taiwan (R.O.C.)」
と2パターンの答えが出てくるので、どちらかを選べばいいということがわかる。
ちなみに、このシステムで郵便番号もわかるよ。