台湾の愛国歌曲を日本で歌うも見てね。
愛国歌曲の中に「我是中國人」というのがある。
日本のカラオケでも、もちろん歌える。
これは台湾の愛国映画「我是中國人」(1986)から来ているものみたいだよ。
だから、ここでいう「中國人」とは「中華民國」のことを指すんだね。
実は、私がこの歌を初めて聞いたのは上海でなんだよね。
これを日本人が歌っていた。それを中国人に聞かせていた。
そこで、私はこの歌は「我是中国人」、中華人民共和国の歌だと信じて疑わなかったんだ。
実際には、これは台湾の愛国歌謡曲であって、
成人以降のある一定の年齢層以上の人であれば、
映画は見ていなかったにしても、歌としては簡単に歌える歌であるらしい。
台湾の愛国映画とは、国境戦争と抗日戦争がお決まりのテーマだから、
「我是中國人」も、そういう筋書きで書かれた映画だと思うよ。
この歌詞だけを見て、この歌が中華人民共和国ではなく間違いなく中華民国の歌だということを証明できるような場所は少ない。
唯一確実に証明できるのは、この愛国歌謡曲の歌手が「鳳飛飛」であることぐらいかな。
こういう作品があるということは、つまり、台湾人は自分のことを「中國人」と言う――ということもあるということなのかな……
確かに、国立台湾師範大学国語教学中心の「実用視聴華語」にも「我是中國人」という例文が出てくるけど、
私はそれに少しばかりの違和感も感じなくもないのだ。
ちなみに、
このブログを見に来るような人にはいろいろな考えがあることに間違いはないことも、わかっているよ、
例えば、「台湾週報」なんかを見ていると、あんな話やこんな話とか、ざっくり調べているだけで出てくるんだけど、それは今回の話題とは違うので、
その手のコメントには答えられないことをあらかじめ御了承くださいね。