きょうは、シンプルに数字から御紹介。
日本の喫煙率は、男性45.8%、女性13.8%だよ。(平成17年全国たばこ喫煙者率調査)
台湾の喫煙率は、男性40%、女性5%だよ。(国家衛生研究院2005年7月現在 18歳以上500万人をサンプル)
台湾は日本よりも喫煙率は低いなんて、中華世界ではたばこは人間関係で重要なんだというふうに思っていたんだけど、その幻想が崩れそうなぐらい、台湾人は意外にたばこを吸わないんだよね。
ついでにいえば、日本人のように酒はたしなむ程度であって、がんがん飲むような姿もないんだよね。――台湾人はどこで憂さを晴らすのか不思議なのだ。
喫煙率の考え方として、指摘できることだけど、
日本では、大学生ともなれば周りの影響や背伸びしたくて未成年でたばこを吸っていたりする人もいるものだし、キャンパスの片隅の喫煙コーナーでもくもく吸っている人も目撃するよね。
けれども、台湾では、たばこは18歳から吸えるにもかかわらず、大学生は吸わないんだよ。それは、たばこを吸うことに対するマイナスなイメージがありすぎて吸うことに抵抗感があるからなんだよね。
そこで、一つ不思議に思うことは、
高学歴志向の台湾では大学の進学率がもはや9割という状況の昨今、つまり大学生はたばこを吸わないという状況の中で喫煙率が男性40%もあるということだよ。
もちろん、お年寄りがみんな吸っていれば、若い人が吸わなくてもそのぐらいの喫煙率になるのかもしれないけど、社会悪だと認識はあるであろう人たちが吸わないと多分喫煙率40%にはならないと思うんだよね。
つまり、大学時代に吸わなかった高学歴の男性集団が、学業を修めた後、たばこを吸うようになる「きっかけ」があるということなんだよね。
そのきっかけは――それは兵役かなと思うんだ。
仲間うちからの命令で、たばこを吸わないと今後大変なことになることがあれば、多分たばこを吸うことになるだろうし、それが喫煙のきっかけになるんじゃないかと思うんだ。
これはあくまでも私の私見なので、何か違う意見があったら教えてくださいね。