台湾人の小中学生のお弁当

小中学校はお昼に給食がある。
けれども、給食がない小中学校もあるんだ。

給食がない学校は、学校に行くと外に出られないので、自然とそういう状況の中でお昼を用意しないといけないんだ。

お弁当を学校に持っていくという場合、日本と根本的に違うところは、
台湾では学校で食べる弁当は温めて食べるということだよ。
だから、弁当箱もプラスチックではなくて、ステンレスのものが喜ばれる。
温める機械は電子レンジじゃなくて蒸し器だから、ステンレスで大丈夫なのだ。

大体温められるプロセスは学校によって違うかもしれないけど――
朝、教室にあるかごの中に弁当を入れておけば、それを日直が弁当を蒸す部屋まで持っていってくれるので、お昼には暖かい弁当が食べられるとか、
教室に弁当を蒸す部屋がある場合もあるので、その場合は大体3時限目ぐらいに日直が電源を入れて温めるとかいうふうにやる。

ただ、みんなの弁当を一気に同じスペースの中に入れ、しかも蒸し器の原理で蒸すとなれば――
みんなの弁当のにおいがまざり合い、おっそろしいにおいが漂うということかな。
個人的には、げっと思うものだが、習慣化されれば、そこまで嫌悪感もないのかな。