日本人が台湾人に出会ったりして、彼らの母語は何だろうと思ったりするときは、
実質的には、その台湾人は国語か台湾語を母語にしているのが多いのだと思う。
国語は台湾人の8割が使える、台湾語は台湾人の6割が使える言語らしいので、
台湾の中ではこの二つがメジャーな言語の双璧だと言えそう。
台湾語と国語をめぐる勘違いも見てね。
この「国語」と「台湾語」の間は相当言語的に距離のあって、
日本の国内の方言のように、何度も聞き返せば何とかわかるようになるというレベルにはないよ。
声調一つとっても、国語は声調は4つだけど、台湾語は7つあったりする。
台湾語は世界最難の言語の一つとも言えそうなんだけど、
台湾人が幾らそんな難しい言語を使いこなせたとしても、
台湾語ネーティブにとって「国語」が簡単な言語かといえば、そういうわけではないみたい。