集合写真の中で自分がどこにいるのかを説明するときに、這個、這裡とか言って指を指して主張すれば多分台湾人にも通じるんだろうけど、
やっぱりもっとスマートに紹介できる方法を考えたいと思う。
例えば、ここに、こういう並びの集合写真があったとして、並んでいる個々人の位置を説明するときにどう言うか?
何列目かということを言う言い方は、「第一列」「第二列」「第三列」「第四列」という。
ほかには「第一排」「第二排」「第三排」「第四排」といった言い方もある。
これは、話し言葉も書き言葉でも同じだよ。
ただ、何番目に当たる言い方がわからないかもしれない。
右から何番目、左から何番目というのは、書き言葉と話し言葉で異なる言い方がある。
書き言葉では、
右側から数えると「右一」「右二」「右三」、
左側から数えると「左一」「左二」「左三」、
特に中央だとわかる場合は、その中央を「中」「正中」という。
話し言葉では、
右側から数えると「右邊第一位」(右邊第一個人)、「右邊第二位」(右邊第二個人)、「右邊第三位」(右邊第三個人)、
左側から数えると「左邊第一位」(左邊第一個人)、「左邊第二位」(左邊第二個人)、「左邊第三位」(左邊第三個人)、
さらにこれをもっと丁寧に「従○邊算起第○位」と言ったりすることもできる。
特に中央だとわかる場合は、その中央を「中間」「中央」という。
何列目+何番目と合わせて言えば、その座標を説明できる。
一列目の中央は、「第一列(正)中」「第一列中間(or中央)」という。ただ、厳密に中央という感じじゃなかったら好みで「第一列右三」「第一列右邊第三位」、「第一列左三」「第一列左邊第三位」ともいえる。
二列目の左から二番目は、「第二列左二」、「第二列左邊第二個人」という。
三列目の左から四番目は「第三列左四」、「第三列左邊第四個人」といえなくもないが、普通は番号が若い方を優先する傾向があるから「第三列右二」、「第三列右邊第二位」というかもしれない。
今回の例は四列目まであったけど、これが二列編成や三列編成のときは、「前」「中」「後」を使えるよ。
二列編成――「前列」「後列」
三列編成――「前列」「中列」「後列」
その後の数え方は、さっきと一緒だよ。
自分は写真のどこにいるかを友人に紹介するとき、多分「左邊(算起來)第五”個”」のように、”個”は”位”よりいいと思います。なぜなら、”位”は中国語の所謂「敬語」ですから。他人を紹介するときは、”個”でも”位”でもいいですが、自分のことをあまり”位”と言わないような気がします。身内はどうでしょうね?
ただし、店に入るとき、店員から「請問幾位?」と聞かれたら、「一位/兩位」と答える人もいるんですが…私もそう
そういえば、日本語の場合は「何名様ですか。」に対して「1名です」とか「3名です」みたいに「名」を使ったらおかしいかな?私は日本語を勉強し始めた頃、よく「~名」と答えましたが、その後、いつからか覚えていないが、「~人」しか使わなくなっています。
「人」が一般的でしょうか
(空の桜さんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
なるほど、そうですね。自分のことは敬称&敬語は使わないですね。あえて使うときは面倒なとき、とっさのときに限られるような気がします。
話を一般化してしまうのですが、人の数え方は一般的には「人」で言った方がしっくり来ることが多いような気がしますし、「人」の語彙の選択をする人の方が多いような気がします。
大抵の場合は「人」と「名」は相互に代替できる存在ではありますが、「何名様」というような決まった言い方もあります。
もっと言えば、「人」は通常の数をカウントしているとき、「名」は数をカウントしているんですが、固定した限定的な人を数えているような気がします。
☆☆☆